181 / 202
180 募る恋情⑥
しおりを挟む
やらねばならないこと?
「何?」
首をもたげた僕に、
「四つん這いになって」
ささやくようにヨミが言う。
「犬の格好をして、僕に君のアナルを見せてくれないかな?」
「あ、アナルを…?」
羞恥と期待で耳元まで赤くなるのがわかった。
「だめ?」
「べ、別に、い、いいけど…」
ヨミの両膝の間から降り、タイルの床に腹ばいになった。
その刹那、斜めに突き出た勃起陰茎が固いタイルを擦り、瞬間、快感の稲妻が走った。
両腕は肘の所で90度曲げ、手首から肘までをタイルに密着させて腰から下だけを上げていく。
「いい子だね」
うしろに回ったヨミが、僕の尻を正面に見てそう言った。
「アナルが鏡に映るように、躰を少し回そうか」
「う、うん…」
120度ほど体の向きを変えて鏡に尻を向けたところで、首だけ曲げて背後を見た。
洗い場の鏡には、僕の筋肉質の臀部の双丘と、その間から覗く下腹に沿うようにして勃起したままの陰茎、そして地球の引力に引かれて股の間からぶら下がった大きな睾丸が映っている。
ヨミは鏡の像を遮らないようにと、少し横に位置を取り、両手を肉の丘にかけ、ゆっくりと左右に開きにかかる。
ぱっくり割れていく尻肉のはざま。
その深い谷間の奥底に、粘土に藤壺で刻印したような皺だらけのくぼみが現れた。
中央の小さな穴から皺が放射状に伸びるその場所こそが、僕のアナル、すなわち肛門である。
人差し指をぺろりと嘗め、たっぷり指先に唾をつけて、ヨミがその狭い穴の縁を指の腹でなぞり始めた。
「アア、アアア…」
微妙な疼きに思わず喘ぐ僕。
「考えてみれば、君のここはまだ処女だったよね。器具は挿入されたけど、まだ誰の性器も受け入れていない」
言われてみれば、その通りだった。
地下鉄の中の痴漢たちに襲われた時も、すでに僕の直腸にはミニローターが仕込まれており、実質的に誰もレイプ的な行為までは仕掛けてこなかったのだ。
「た、たぶん…」
肛門を間近で見られる恥ずかしさと背徳感、そして何よりもそれを喜ぶ倒錯的な快感で、僕はますます勃起する。
「よかった。じゃあ、僕が最初のオトコになれるんだ」
はしゃぐように言い、ヨミが指の動きを加速させた。
括約筋の裏側をぐるっと指の腹で一周撫で回すと、
「この感度のよさなら大丈夫だとは思うけど、一応これも塗り込んでおくよ」
そう言いながら、斜め上を向いた僕の肛門にどぼどぼとボデイシャンプーを垂らし始めたのだった…。
「何?」
首をもたげた僕に、
「四つん這いになって」
ささやくようにヨミが言う。
「犬の格好をして、僕に君のアナルを見せてくれないかな?」
「あ、アナルを…?」
羞恥と期待で耳元まで赤くなるのがわかった。
「だめ?」
「べ、別に、い、いいけど…」
ヨミの両膝の間から降り、タイルの床に腹ばいになった。
その刹那、斜めに突き出た勃起陰茎が固いタイルを擦り、瞬間、快感の稲妻が走った。
両腕は肘の所で90度曲げ、手首から肘までをタイルに密着させて腰から下だけを上げていく。
「いい子だね」
うしろに回ったヨミが、僕の尻を正面に見てそう言った。
「アナルが鏡に映るように、躰を少し回そうか」
「う、うん…」
120度ほど体の向きを変えて鏡に尻を向けたところで、首だけ曲げて背後を見た。
洗い場の鏡には、僕の筋肉質の臀部の双丘と、その間から覗く下腹に沿うようにして勃起したままの陰茎、そして地球の引力に引かれて股の間からぶら下がった大きな睾丸が映っている。
ヨミは鏡の像を遮らないようにと、少し横に位置を取り、両手を肉の丘にかけ、ゆっくりと左右に開きにかかる。
ぱっくり割れていく尻肉のはざま。
その深い谷間の奥底に、粘土に藤壺で刻印したような皺だらけのくぼみが現れた。
中央の小さな穴から皺が放射状に伸びるその場所こそが、僕のアナル、すなわち肛門である。
人差し指をぺろりと嘗め、たっぷり指先に唾をつけて、ヨミがその狭い穴の縁を指の腹でなぞり始めた。
「アア、アアア…」
微妙な疼きに思わず喘ぐ僕。
「考えてみれば、君のここはまだ処女だったよね。器具は挿入されたけど、まだ誰の性器も受け入れていない」
言われてみれば、その通りだった。
地下鉄の中の痴漢たちに襲われた時も、すでに僕の直腸にはミニローターが仕込まれており、実質的に誰もレイプ的な行為までは仕掛けてこなかったのだ。
「た、たぶん…」
肛門を間近で見られる恥ずかしさと背徳感、そして何よりもそれを喜ぶ倒錯的な快感で、僕はますます勃起する。
「よかった。じゃあ、僕が最初のオトコになれるんだ」
はしゃぐように言い、ヨミが指の動きを加速させた。
括約筋の裏側をぐるっと指の腹で一周撫で回すと、
「この感度のよさなら大丈夫だとは思うけど、一応これも塗り込んでおくよ」
そう言いながら、斜め上を向いた僕の肛門にどぼどぼとボデイシャンプーを垂らし始めたのだった…。
0
お気に入りに追加
44
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
お嬢様、お仕置の時間です。
moa
恋愛
私は御門 凛(みかど りん)、御門財閥の長女として産まれた。
両親は跡継ぎの息子が欲しかったようで女として産まれた私のことをよく思っていなかった。
私の世話は執事とメイド達がしてくれていた。
私が2歳になったとき、弟の御門 新(みかど あらた)が産まれた。
両親は念願の息子が産まれたことで私を執事とメイド達に渡し、新を連れて家を出ていってしまった。
新しい屋敷を建ててそこで暮らしているそうだが、必要な費用を送ってくれている以外は何も教えてくれてくれなかった。
私が小さい頃から執事としてずっと一緒にいる氷川 海(ひかわ かい)が身の回りの世話や勉強など色々してくれていた。
海は普段は優しくなんでもこなしてしまう完璧な執事。
しかし厳しいときは厳しくて怒らせるとすごく怖い。
海は執事としてずっと一緒にいると思っていたのにある日、私の中で何か特別な感情がある事に気付く。
しかし、愛を知らずに育ってきた私が愛と知るのは、まだ先の話。
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子
ちひろ
恋愛
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子の話。
Fantiaでは他にもえっちなお話を書いてます。よかったら遊びに来てね。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる