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171 見世物にされて⑬

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「もうちょっとだけ。ね、いいでしょ?」

「仕方ないな。ならばわしにもよく見えるようにやれ」

「そうだね。この位置だと、僕がパパの視界を遮っちゃうもんね」

 パパ…。

 ヨミの呼び方が変わった。

 なんだか甘えるような響き。

「和夫、横を向いて」

 ヨミがMの字に開いた僕の両足に手をかけた。

「パパとアヤカに対して、90度になるように」

 仰向けのまま、カニのように移動した。

「じゃあ、行くよ」

 改めて僕の下半身にまたがり、ヨミがかがみ込んできた。

 僕の弓のごとくしなった肉棒を指でつまみ、まっすぐに立てると、その裏側に自分のを当ててくる。

「く…」

 ヨミの眉間に縦皺が寄る。

「あ」

 僕も小さく叫んでいた。

 僕のペニスの裏側に貼りつけられたミニローター。

 それを挟み込むようにして、ヨミが性器を押し付けてきたのだ。

 ローターは振動している最中である。

 その振動がヨミにも伝わって、見事なまでに勃起した肉棒を細かく震わせ始めたのだ。

 ひとつのローターをサンドイッチにして、烈しく振動する二本の男の生殖器官。

「はあはあはあ…」

 たちまちヨミの息が荒くなる。

「き、きもち、い、いい…」

 ヨミの腰が動き出した。

 グラインドするように細い腰をくねらせて、異様に硬くなった陰茎を僕の陰茎に押し付けてくる。

「ああ、もう」

 じれったそうにそうつぶやくと、着ていたシャツをめくり上げた。

 蝋のように真っ白な裸の上半身が露わになり、その端と端に飛び出た薔薇色の突起が僕の眼を釘付けにする。

 ヨミが両手を持ち上げ、そのふたつの突起を、それぞれ指でつまんだ。

 つまんでクリクリやりだすと、突起が見る間に勃起した。

 そのあまりに淫蕩な光景に、僕のマグマが再び燃え上がる。

 ぬるり。

 射精で一度は萎えていた陰茎が完全に力を取り戻し、その頂で、皮をかぶっていた亀頭が充血した顔を出す。

 ちゅぷう。

「あああっ」

 ヨミのペニスの”口”から、透明な汁がにじみ出た。

 先走り汁。

 いわゆる前駆液というやつだ。

 ちゅるう。

 ちゅぴっ。

 遠い目になるヨミ。

「ア、アアアアア・・・」

 分泌される粘液が、真っ赤に怒ったヨミのハート形の”兜”を濡らしていく。

 その頃には、むろん僕のほうもべちょべちょだった。
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