上 下
155 / 185

154 双竜邸再び⑨

しおりを挟む
「脱がせちゃおう」

 アヤカが言って、僕の紐下着をずらしにかかった。

「いっそのこと、全裸にして、なぶりものにしてやろうよ」

「気持ちはわかるよ」

 手伝いながら、ヨミが言う。

「家に着いたら、とうぶん彼は、父さんのものだからね」

「そういうこと」

 僕が、父さん、のもの?

 それは、どういう…。

 が、尋ねる余裕は、僕には与えられなかった。

 あっという間に紐下着をむしり取られ、丸裸にされると、ヨミとアヤカが待ってましたとばかりに悪戯を再開したのである。

 アヤカが僕のペニスを握りしめ、亀頭を上向きにして、尿道口から突き出た尿道スティックを出し入れする。

 それに合わせるようにして、ヨミが後ろから、僕の肛門に突き刺さったミニローターを深く浅く、動かすのだ。

「ああうっ! くふううっ! はふっ! きゃはっ!」

 僕はガクブル震えるしかない。

「あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、ああああああああっ」

 全裸の身体をそらし気味にして、ローターを貼りつけられた乳首を自らの指でいじり出す。

「気持ち、いい…チンポも、お尻の穴も、乳首も、みんな…」

 口から勝手に淫語があふれ出て、僕はますます乱れていく。

「もっと…もっと…めちゃくちゃに、して…」

「変態クズ野郎にしては、こいつ、いい体、してるわね」

 空いたほうの手で、アヤカが僕の裸体を撫でまわす。

 わき腹、下腹、わきの下、内腿ー。

 さまざまな部位の筋肉を、アヤカは味わうように、撫でさする。

「おもちゃにするのはいいけど、くれぐれも、そのスティック、抜きすぎて、精液を漏らさないようにね」

 肌への愛撫と同時に、執拗に尿道攻めを繰り返すアヤカに向かって、ヨミが言う。

「精を漏らすと、彼、失格にされて、うちに入れてもらえなくなっちゃうからさ」
しおりを挟む
1 / 5

この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!

【R18】睡姦から始まる恋。僕の性癖と可愛い彼女の楽しい(?)日々

恋愛 / 連載中 24h.ポイント:42pt お気に入り:45

触手少女異種姦譚-人外少女と人間が繁殖する話-

大衆娯楽 / 連載中 24h.ポイント:92pt お気に入り:1

あれで付き合ってないの? ~ 幼馴染以上恋人未満 ~

BL / 連載中 24h.ポイント:6,458pt お気に入り:100

【番外編更新中】ただの狼です?神の使いです??

BL / 連載中 24h.ポイント:448pt お気に入り:36

生活指導 ~ 夏休み編 ~

BL / 完結 24h.ポイント:78pt お気に入り:116

母になります。

恋愛 / 連載中 24h.ポイント:22,749pt お気に入り:2,156

処理中です...