バナナの皮を剥くように ~薔薇色の少年~ 

ヤミイ

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153 双竜邸再び⑧

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「出せるもんなら出してみなよ」

 僕の股間に目をやり、アヤカが言う。

「ちんこには栓がしてあるみたいだから、大丈夫でしょ。あたしにももう少し遊ばせて」

「はは、気づいてたのかい。まあ、いいけどさ、父さんもお待ちかねだから、ほどほどにね」

「なんかこいつを見てるとイライラして」

 紐下着の上から、ローターごと、乳首をつままれた。

「今度会ったら、苛めてみたいと思ってたんだよね」

「アアンッ」

 そのまま引き寄せられ、僕はか細い声を漏らしてしまう。

「ああんじゃないよ。この変態」

 アヤカが右足を曲げ、膝を僕の股間のふくらみに当ててきた。

 紐下着の三角ゾーンから亀頭の先っちょをはみ出させた勃起陰茎を、膝頭で布越しに押さえつけてきたのだ。

 乳首を引っ張って引き寄せ、膝頭で陰茎の裏側に貼りつけられたローターをとらえ、ぐりぐり押しつける。

「あひい、あひ、あひっ」

 僕ははしたない声を上げ、自ら腰を突き出し、出っ張った中心部をその膝に押し当てた。

「まるでオナニーを覚えたばかりのサルだね」

 悩ましげに腰をくいくいグラインドさせる僕を見て、ヨミが腹を抱えて笑い転げた。

「じゃあ、僕も手伝ってあげるよ。実はね、彼の躰にはまだ仕掛けがしてあるんだ」

 後ろに回り、お尻の肉を割って、僕のTバックの紐部分をずらした。

 肛門を剥き出しにして、すぼんだ穴から垂れているコードを引っ張った。

「ああああっ!」

 直腸の中でローターが動き、僕は叫び出す。

「き、きもち、い、いい…」

 人気のない夕暮れ時の山道で、凌辱の限りを尽くされる裸同然の自分自身の映像が脳内スクリーンに点滅し…。
 
 ますます高ぶり、狂ってしまう僕なのだー。
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