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146 双竜邸再び①
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転がり落ちるように、バスから降りた。
アスファルトの道路に倒れ込んだ僕は、剥き出しの裸体に紐下着を着けただけの姿だった。
嬲りものにされた躰はまだ火照り、疼いている。
「そんな格好で外に居たら、警察に捕まっちゃうよ」
笑い声がして顔を上げると、ラフな服装のヨミがポケットに手を突っ込んで、僕を見下ろしていた。
やはり、と思う。
監視役として、ヨミは初めからあのバスに乗車していたというわけだ。
「それに、早く出したいんだろ? 君のペニスったら、まだ勃起がおさまっていない」
レースの紐下着の逆三角形を持ち上げる肌色の隆起を見て、ヨミが言う。
彼の言う通りだった。
僕が辛うじて射精せずにいられるのは、尿道に尿道スティックで蓋をされているからなのだ。
「双竜邸はすぐそこだ。さあ、行こう・・・と言いたいとこだけど」
ヨミが僕の前にかがみ込み、両手のひらを開いてみせた。
「でも、その前に急いでこれを着けなきゃね。グッズを外したことが父さんにばれたら、間違いなく門前払いだからさ」
ヨミの手のひらに載っているのは、4つのミニローターである。
痴漢達が僕の躰から取り外したのを、どうやら回収してきたらしい。
「さあ、立って。僕がつけてあげるから。ああ、でも、一度全裸になったほうがいいかもね」
ちょうどいい。あそこに手頃な草地がある。
ガードレールが切れた先に目をやって、ヨミはひとり満足げにうなずいた。
アスファルトの道路に倒れ込んだ僕は、剥き出しの裸体に紐下着を着けただけの姿だった。
嬲りものにされた躰はまだ火照り、疼いている。
「そんな格好で外に居たら、警察に捕まっちゃうよ」
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やはり、と思う。
監視役として、ヨミは初めからあのバスに乗車していたというわけだ。
「それに、早く出したいんだろ? 君のペニスったら、まだ勃起がおさまっていない」
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僕が辛うじて射精せずにいられるのは、尿道に尿道スティックで蓋をされているからなのだ。
「双竜邸はすぐそこだ。さあ、行こう・・・と言いたいとこだけど」
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ヨミの手のひらに載っているのは、4つのミニローターである。
痴漢達が僕の躰から取り外したのを、どうやら回収してきたらしい。
「さあ、立って。僕がつけてあげるから。ああ、でも、一度全裸になったほうがいいかもね」
ちょうどいい。あそこに手頃な草地がある。
ガードレールが切れた先に目をやって、ヨミはひとり満足げにうなずいた。
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