バナナの皮を剥くように ~薔薇色の少年~ 

ヤミイ

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136 嬲られる裸体①

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 ローターが当てられたのは、ふたつの乳頭の先っぽの窪み。
 
 そして、恥ずかしげもなく勃起したペニスの裏側。

 ウィーン、ウィーン、ウィーン・・・。

 絶え間なく続く微細な振動に、

「アアアアアアアア・・・ン・・・」

 僕は全身を弓のようにしならせる。

 やがてローターが三種三様の動きで僕の裸身を這い回り始めた。

 乳首を中心にふたつの円を描く一対のミニローター。

 腋の下から脇腹まで撫で上げられ、と思うともう一つのローターに乳首を不意打ちされ、ガクブルの僕。

 三個目のローターは、長々と勃起して刀のように反り返った僕の生殖器官を、根元から先まで撫で回す。

 その快楽の往復攻撃に、僕の性器はもう凸凹だ。

 太い静脈が海綿体の表面に浮き出て、あたかも松の木の枝そっくりに節くれ立っているのだ。

 乳首が、痺れる。

 ペニスが、濡れる。

 ぶるん、ぶるん。

 おのずと、腰が動いてしまった。

 これじゃまるで、乳児が母親におねだりしているよう。

「きもち、いい・・・」

 巨大化したカチンカチンの勃起チンポを振りながら、僕は思わずハスキーヴォイスで喘いでしまう。

「もっとして・・・。もっとォ・・・」

 乳首、ペニス、感じるところすべてを、もっと滅茶苦茶にしてほしい。

 剥けた亀頭の先っちょに光る露が見えないか?

 こんなんじゃ、足りない。

 あんたたち、一人前の、痴漢なんだろ?

 とー。

 僕の心の中の罵声が届いたのか、それまで成り行きを見守っていた四人目がついに行動を起こした。

 僕の肛門からアナルスティックを抜き去った、ひと際体格のいいひとりだった。
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