バナナの皮を剥くように ~薔薇色の少年~ 

ヤミイ

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130 試練⑮

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 頭部を覆ったフードはそのままで、コートの前を開いた男たちー。

 そこから垣間見えるのは、さまざまな体形の裸体と、そして、唯一共通するものー。

 股間の中心からそそり立つ勃起ペニスである。

 男たちはいきり立ったそれぞれの性器に右手を添え、ゆっくりと扱き始めている。

 そして、この場合、自慰のサカナにされているのは、この僕だ。

 コートをはぎ取られた挙句、吊り革で両手を拘束され、磔にされた僕。

 その細マッチョな裸身はSMプレイの亀甲縛りのごとく黒いレースの紐下着で絞られ、乳首と局部を浮き立たせている。

 更にその三か所には小型ローターが貼りつけられており、間断なく絶妙な強さの刺激を僕の性感帯に与えてくるのだ。

 むろん、そこには、第四の試練、肛門深くに埋まったアナルスティックの振動も加わっている・・・。

「や、やめて…」

 狂おしげに悶える僕。

 見られている。

 この恥ずかしい姿を。

 そう意識するだけで、先走り汁が尿道口から洩れ、紐下着を濡らしていくのがわかった。

 男たちの視線がたまらない。

 フードの下の暗闇から覗く、血走った眼の数々。

 そのどれもが僕の痴態に欲情し、悶え狂う僕を視線で犯しているのだー。

 じわじわと男たちの輪が狭まってくる。

 まさにその猛った器官の先っちょが、僕の肌に触れそうなくらいまで。

 ハアハアハアハア・・・。

 男たちの喘ぎ声が僕の耳の中で反響する。

 濡れたものが左右の太腿、そして尻肉にあたる感触。

 そのどれもがひどくヌルヌルしていて、全体が熱く火照り、先端を硬く尖らせている。

 ただ手で扱くだけでは飽き足らず、痴漢たちが、僕の裸体に昂った生殖器官をこすりつけ始めたのだ・・・。

 
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