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60 懊悩の夜⑤
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ヨミの裸足の足元にはすでに布団が敷かれている。
やはりこの屋敷には中居のような係の者がいるのだろうか。
でもあの布団、どこか変・・・。
その違和感の正体に気づく前に、ヨミがその横に寝そべったかと思うと、するりと掛布団の下に滑り込んだ。
胸まで布団をかぶり、目を閉じるヨミ。
ヨミの裸体が視野から消えたことに落胆する自分に、ちらっと嫌気が差した。
ったく、俺ってやつは、どこまで下衆にできてるんだ・・・。
ちょっと前までは、こんなではなかった。
男相手にときめいたことなんてない。
僕もただ、キャンパスの美少女たちにときめくだけの、世間並みの男子大学生だったのに・・・。
その想念を打ち砕いたのは、ある”異変”だった。
「アアンッ!」
不意にヨミが喘いだかと思うと、掛布団の下半分がもぞりと動き、盛り上がったのだ。
「そんなところに、隠れてたの?」
面白がるようなヨミの声。
上半身を起こし、下半身を覆う、盛り上がった敷布団を見つめている。
「うふふ、お風呂の続きがしたいんだね」
な、なんだって!
そこに誰か、いるっていうのか?
「ふふ、しょうがないなあ。でも…いいよ」
しなを作って微笑むヨミ。
その言葉を耳にするなり、僕は嫉妬のあまり、思わず股間の肉棒を右手で強く握りしめていた。
やはりこの屋敷には中居のような係の者がいるのだろうか。
でもあの布団、どこか変・・・。
その違和感の正体に気づく前に、ヨミがその横に寝そべったかと思うと、するりと掛布団の下に滑り込んだ。
胸まで布団をかぶり、目を閉じるヨミ。
ヨミの裸体が視野から消えたことに落胆する自分に、ちらっと嫌気が差した。
ったく、俺ってやつは、どこまで下衆にできてるんだ・・・。
ちょっと前までは、こんなではなかった。
男相手にときめいたことなんてない。
僕もただ、キャンパスの美少女たちにときめくだけの、世間並みの男子大学生だったのに・・・。
その想念を打ち砕いたのは、ある”異変”だった。
「アアンッ!」
不意にヨミが喘いだかと思うと、掛布団の下半分がもぞりと動き、盛り上がったのだ。
「そんなところに、隠れてたの?」
面白がるようなヨミの声。
上半身を起こし、下半身を覆う、盛り上がった敷布団を見つめている。
「うふふ、お風呂の続きがしたいんだね」
な、なんだって!
そこに誰か、いるっていうのか?
「ふふ、しょうがないなあ。でも…いいよ」
しなを作って微笑むヨミ。
その言葉を耳にするなり、僕は嫉妬のあまり、思わず股間の肉棒を右手で強く握りしめていた。
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