バナナの皮を剥くように ～薔薇色の少年～

33 奇怪な儀式⑨

　反り返った陰茎の裏側に上腕部の裏を当て、手のひらで亀頭を包み込む。

　そのまま、手のひらを立て、内側で包皮で覆われた亀頭の先を撫で出した。

　それに従い、柔らかいヨミの上腕部が陰茎の裏側を擦り、得も言われぬ快感を僕に伝えてくる。

　亀頭の先は包皮で包まれているが、撫でられているうちに少しずつ皮が捲れ、中身が手のひらに触れ出した。

「ｱｱ･･･」

　声がかすれてしまった。

　僕は交尾中のメス犬のように、両脚を突っ張り、尻を持ち上げる。

　睾丸が揉まれている。

　中で精巣のぶつかり合うコリコリという音がする。

　ｸﾁｭｸﾁｭｸﾁｭ･･･。

　ｼﾞｭﾎﾞｯ、ｼﾞｭﾎﾞｯ、ｼﾞｭﾎﾞｯ･･･。

　拡張された肛門を覗き込み、息を吹きかけながら、唾液で濡れた太い指を蟇蛙男が出し入れする。

「ｱｱ､ｱｱ､ｱｱ､ｱｱｯ！」

　目くるめく快感に襲われ、犬の恰好のまま、全裸の僕は烈しく痙攣する。

　脳内が白い光で満たされ、何も考えられなくなる。

「で、ﾃﾞﾁｬｳ･･･」

　両腕を降り、テーブルに上半身をくっつけた。

　でも下半身はふたりに預け、剥き出しの尻は高く立てたまま。

　ヨミにいいようになぶられ、股間で陰茎が爆発寸前のミサイルのように怒張している。

　テーブルの表面に、硬くなった乳首を自分でこすりつながらけ、僕は愉悦にすすり泣く。

　やがて全身に広がる快感に意識の最後の欠片が呑み込まれー。

「い、いく･･･ｲｯﾁｬｳ･･･」

　どくんどくんどくん･･･。

　どびゅ。

　どびゅびゅっ。

「ｱｱｱ、ｱｱｱｱｱｰｯ！　ｱﾝｱﾝｱﾝｯ！」

　僕は四つん這いの姿勢のまま、身悶えながら果てていた･･･。