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28 奇怪な儀式④
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思い切って、ショーツを下げる。
案の定、実体化し始めた肉バナナが、ブーメラン型ショーツの縁に引っかかった。
まずい。
やっぱり、見られて昂奮しているせいで、かなり大きくなっている。
無理やり、布を引き下げた。
ポロン、という感じで、重いモノが飛び出した。
たわわな果実のように揺れるそれは、まだ完全には勃っていない。
角度は水平に近く、あたかも獲物を探す蛇のように左右に頭部を揺らしている。
兜を被せたみたいな形のその部分は、すっぽりと包皮に覆われ、余った皮が先端でチューリップ状に開いている。
本来の用途ではまだ使われたことのない僕の生殖器官。
その重さを股間に感じながら、片方ずつ脚を上げて、ブーメラン型ショーツを脱ぎ捨てた。
足首に絡まるベージュ色の布切れをそのままにして両手で前を隠そうとした時、
「隠すんじゃない」
蟇蛙の叱咤の声が飛んできた。
「まずは両手を後ろで組み、腰を反らして性器を見せてみろ」
「そ、そんな…」
僕はますます赤面した。
けれど、同時に、躰の芯から奇妙な衝動が湧き上がるのを抑えきれないでいた。
醜い化け物の視線に晒され、じわじわと辱められる、全裸の自分の姿ー。
それを想像すると、うなじの産毛がぞわぞわと逆立ってくるのだ。
こうなったら、とことん辱められるのも、悪くない。
なんせ、化け物の隣には、美しい天使もいるのだからー。
ふと気がつくと、僕は言われるままに両手を股間から離し、成長途上のソレを二人の目に晒していたのだった。
案の定、実体化し始めた肉バナナが、ブーメラン型ショーツの縁に引っかかった。
まずい。
やっぱり、見られて昂奮しているせいで、かなり大きくなっている。
無理やり、布を引き下げた。
ポロン、という感じで、重いモノが飛び出した。
たわわな果実のように揺れるそれは、まだ完全には勃っていない。
角度は水平に近く、あたかも獲物を探す蛇のように左右に頭部を揺らしている。
兜を被せたみたいな形のその部分は、すっぽりと包皮に覆われ、余った皮が先端でチューリップ状に開いている。
本来の用途ではまだ使われたことのない僕の生殖器官。
その重さを股間に感じながら、片方ずつ脚を上げて、ブーメラン型ショーツを脱ぎ捨てた。
足首に絡まるベージュ色の布切れをそのままにして両手で前を隠そうとした時、
「隠すんじゃない」
蟇蛙の叱咤の声が飛んできた。
「まずは両手を後ろで組み、腰を反らして性器を見せてみろ」
「そ、そんな…」
僕はますます赤面した。
けれど、同時に、躰の芯から奇妙な衝動が湧き上がるのを抑えきれないでいた。
醜い化け物の視線に晒され、じわじわと辱められる、全裸の自分の姿ー。
それを想像すると、うなじの産毛がぞわぞわと逆立ってくるのだ。
こうなったら、とことん辱められるのも、悪くない。
なんせ、化け物の隣には、美しい天使もいるのだからー。
ふと気がつくと、僕は言われるままに両手を股間から離し、成長途上のソレを二人の目に晒していたのだった。
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