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15 満員バスの中の痴態⑦

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 ”手”の中で”バナナ”が膨れ上がりー

「イクウッ!」

 叫びとともに、ヨミが跳ねた。

 海老のように跳ね上がると、躰をよじって僕の膝の上に転げ込んできた。

 ぷうんと鼻をつく、青臭い匂い。

 ヨミの太腿が僕の股間の膨らみに当たり、僕はびくりとなった。

 僕の膝の上で躰を反転させ、ヨミが背中を預けてくる。

 スキニーパンツに包まれた桃のような尻。

 その双丘の間に、膨らみが嵌まり込む。

 ヨミは僕に躰を預け、しどけなく股を開いている。

 スキニーパンツの前はパンパンに張り詰め、バナナを仕込んだようなその隆起が布ごと黒く濡れ始めていた。

 栗の花の香りに似た青臭い匂いは、そこから漂ってくる。

 僕は片手に持っていたヨミのハーフコートをその上に被せ、乗客たちの視線を遮った。

 急いでめくれ上がったTシャツの裾を下ろし、剥き出しだった薔薇色の勃起乳首を隠してやる。

「ありがとう・・・」

 ハアハア喘ぎながら、ヨミが言った。

 紅い目が、しっとりと寝れていた。

「二駅しかもたなかったよ・・・。君が見ていたから・・・。行きは最後まで、我慢できてたんだけどね・・・」

 意味不明の台詞だった。

 けれど、その意味を詮索している心のゆとりは、僕にはなかった。

 ヨミの尻の下で、”アレ”が膨張し始めているのだ。

 その硬さといったら、もはやヨミに気づかれないのは不可能なほど・・・。

「熱いよ・・・」

 弾力のある尻を蠢かせ、割れ目に挟まった僕の”アレ”を圧迫しながら、ヨミが言った。

 意味ありげな表情で、上目遣いに見つめてくる。

「でも、よかった・・・。うれしいな、僕を見て、ここを、こんなにしてくれて・・・」

 甘えるような声だった。

 背筋がゾクゾクし、僕は躰を固くした。

 何を言ってるんだ、この少年は・・・?

 どういうことか、全然わからない・・・。

 ああ、それより、そんなに、動かないでくれ・・・。

 このままじゃ、僕まで・・・同じ穴のムジナってやつになってしまう・・・。

「いったん、降りよう。後は迎えの車を呼ぶよ。満員バスは、これ以上、躰がもたないからね」

 内心の苦悶のあまり固まってしまった僕の横顔をじっと見つめて、楽しそうにヨミがクスリと笑った。
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