6 / 202
5 夜見の提案③
しおりを挟む
母親のタイプが似ていたと、そういうことか。
だったら5年前になくなったという彼の母親も、死に際して僕の母と同じような事件を起こしたのだろうか。
まああれが、”事件”といえるほどものかどうかは、疑問だが。
「それで・・・その作家さんとやらが、今更俺に、何の用?」
疲労のせいか、意識せずまま、言葉遣いがぞんざいになった。
ゆうべから一睡もしていないのは、警察から母の死体を引き取るのに、煩雑な手続きが色々必要だったからである。
死後一週間、不審死ということで、母の遺体は警察の死体安置所に収容されていたというわけだ。
「ええっとね」
尖った顎を親指と人差し指でつまむ少年。
その仕草でコケティッシュさにさらに磨きがかかる。
「判断は僕に任せるけど、僕さえ気にいれば、君を”双龍邸”に招待したいんだって。つまり、一緒に暮らさないかってこと。鬼の目にも涙っていうか、鬼畜にも五分の魂ってやつ? だって君さ、お金もないし、どうせこの先往く当てなんかないんだろう?」
だったら5年前になくなったという彼の母親も、死に際して僕の母と同じような事件を起こしたのだろうか。
まああれが、”事件”といえるほどものかどうかは、疑問だが。
「それで・・・その作家さんとやらが、今更俺に、何の用?」
疲労のせいか、意識せずまま、言葉遣いがぞんざいになった。
ゆうべから一睡もしていないのは、警察から母の死体を引き取るのに、煩雑な手続きが色々必要だったからである。
死後一週間、不審死ということで、母の遺体は警察の死体安置所に収容されていたというわけだ。
「ええっとね」
尖った顎を親指と人差し指でつまむ少年。
その仕草でコケティッシュさにさらに磨きがかかる。
「判断は僕に任せるけど、僕さえ気にいれば、君を”双龍邸”に招待したいんだって。つまり、一緒に暮らさないかってこと。鬼の目にも涙っていうか、鬼畜にも五分の魂ってやつ? だって君さ、お金もないし、どうせこの先往く当てなんかないんだろう?」
0
お気に入りに追加
44
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
お嬢様、お仕置の時間です。
moa
恋愛
私は御門 凛(みかど りん)、御門財閥の長女として産まれた。
両親は跡継ぎの息子が欲しかったようで女として産まれた私のことをよく思っていなかった。
私の世話は執事とメイド達がしてくれていた。
私が2歳になったとき、弟の御門 新(みかど あらた)が産まれた。
両親は念願の息子が産まれたことで私を執事とメイド達に渡し、新を連れて家を出ていってしまった。
新しい屋敷を建ててそこで暮らしているそうだが、必要な費用を送ってくれている以外は何も教えてくれてくれなかった。
私が小さい頃から執事としてずっと一緒にいる氷川 海(ひかわ かい)が身の回りの世話や勉強など色々してくれていた。
海は普段は優しくなんでもこなしてしまう完璧な執事。
しかし厳しいときは厳しくて怒らせるとすごく怖い。
海は執事としてずっと一緒にいると思っていたのにある日、私の中で何か特別な感情がある事に気付く。
しかし、愛を知らずに育ってきた私が愛と知るのは、まだ先の話。
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子
ちひろ
恋愛
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子の話。
Fantiaでは他にもえっちなお話を書いてます。よかったら遊びに来てね。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる