ケモノの原罪 

ヤミイ

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⑥ ぼくはもうべちょべちょです

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 僕の亀頭はもうべちょべちょだ。

 でも、精液が出ちゃったわけじゃない。

 挿入をスムーズにするための潤滑油、カウパー腺液が尿道口から次から次へと滲んでくるからだ。

 陰嚢を揉まれ、勃起した乳首をクリップで挟まれ、僕は活け造りの車海老みたいにびくんびくんと跳ねた。

 他の上級生たちは、僕の脇腹や下腹、腋の下をしきりに撫でまわし、僕の反応を見ては喜んでいる。

 早く逝かせてほしかった。

 僕の肉棒は、先輩の愛撫を心待ちにするかのように硬く長く屹立し、熱で亀頭から湯気を立ち昇らせている。

「なんだか変な気分になってきたな」

 仲間たちに凌辱される僕を眺めているうちに、ぽつんと先輩がつぶやいた。

「俺にはホモの気はないはずなんだが、悶えるこいつを見ていると・・・」

「男同士も、いいもんだぜ」

 僕の陰嚢を慣れた手つきで揉んでいる上級生が、ふと顔を上げてそんなことを言った。

「去年一年間、ホストのバイトをしてたんだが、仲間同士で少し遊んだことがある。あの世界に身を浸していると、女が汚く見えてしょうがないんでね」

 ホストというだけあって、この中では先輩の次にイケメンの男の人である。

「そういうものか」

 先輩がつぶやいた。

「まあ、おまえらを含め、他の男には催さないが、こいつにはちょっとね」

 何を思ったのか、先輩はベルトに手をかけ、ズボンを脱ごうとしているようだ。

「ゲイにもホモにもロリ嗜好はある。おまえはきっとそうなんだろう」

 元ホストの上級生はそれだけ言うと、立ち上がって僕を拘束したロープを解き始めた。

「どれ、俺がお膳立てしてやる。誰か、洗面器と洗剤、それからビニール手袋を持ってきてくれないか?」



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