ケモノの原罪 

ヤミイ

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③ ちくびをさわってください

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 僕のアレは、すでにおなかにくっつかんばかりに反り返ってしまっている。

 先輩たちがいうように、全体が黒ずんでいて、太くて、長い。

 毛は生えていないのになぜそうなったのかというと、これも先輩に指摘されたように、いつも弄っているからだ。

 身長160センチ前後の僕は、高校生の男子にしてはかなり小柄なほうである。

 顏も童顔で、今でも時々女の子に間違われることがある。

 髪の質が巻き気味で、柔らかいせいもある。

 そんな僕にこんな醜い生殖器がついているなんて、いったい誰が想像するというのだろう。

「気のせいかな、こいつ、乳首を勃たせているようにみえるが」

 上級生のひとりが言って、やにわに僕の右の乳首をつまみあげた。

「あん・・・」

 疼くような快感が背筋を駆け抜け、つい、声が漏れてしまう。

「うは、おもしれえ。こいつ、感じてるぞ」

「どれどれ」

 別のひとりが僕の乳首を指で両方いっぺんにつまみ、それぞれ反対方向にねじり始めた。

「はうっ、だめっ」

 女の子みたいな声で喘ぎ、僕は身もだえした。

 オナニーの時、自分ではよく触ってるけど、他人に触られるのはこれが初めてだった。

 それが、こんなにも気持ちいいなんて…。 

 今ので性器が更に太く、硬くなるのがわかった。

 中身が膨張したため、先端の包皮が後退し、いつもは隠れている赤黒い亀頭の先が見えている。

 ウーパールーパーの口みたいな尿道口から透明な露がにじみ出てきているのは、気持ちがいい証拠である。

「おまえ、乳首、感じやすいんだな」

 さも面白そうに、先輩が言った。

「ひょっとして、乳首だけで射精できるんじゃないのか」

 射精。

 先輩の口から聞くその単語は、とてもいやらしく僕の耳に響く。

 恥ずかしげに、僕はうなずいた。

 もっといじめて。

 思わずそう口にしそうになって、あわてて目を逸らす。

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