ケモノの原罪 

ヤミイ

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② みられるとこうふんするのです

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 翌日の放課後。

 先輩に言われた通りに3年A組の教室に行った。

 引き戸を開けたとたん、すごい力で手首をつかまれ、僕は教室の中に引きずり込まれた。

 見上げると、床に転がった僕を、上半身裸の上級生たちがにやにや笑いながら見下ろしている。

 真ん中にいるのが、先輩だった。

 でも、ほかの人たちもみんなイケメンばかりで、僕は赤くなった。

 だって、アイドルみたいな美少年たちが、裸の上半身を平気で晒して僕を見つめているのだ。

 下着の中であれが硬くなり、鎌首を持ち上げるのがわかった。

「よく来たな」

 僕を引きずり起こすと、にやりと笑って先輩が言った。

「お仕置きの時間だ、痛い目に遭いたくなかったら、抵抗するな」

 上級生たちに押さえ込まれ、抵抗するすべもなく、僕は服を脱がされた。

 パンツもはぎ取られ、あっというまに全裸にされてしまった。

「手をどけろ」

 命令されて、仕方なく股間を隠した両手を離す。

「ほう、仮性包茎か」

 上級生のひとりが嘲るように言った。

「でも、色素の沈着具合からして、オナニーはかなりやり込んでる」

 図星だった。

 言い当てられ、僕は耳のつけ根まで赤くなった。

 そうなのだ。

 僕の毎日の楽しみは、寝る前にえっちな動画を見てオナニーすること。

 えっちな動画といっても、僕は女性には興味がないから、当然、みなBLがらみである。

 もちろん、先輩の写真を見てすることもある。

 あるいは、動画の登場人物の顔を想像で先輩に変えて・・・。

「けど、かなり大きいな」

 別の先輩が、横から口を出した。

 ちょっと感心したような口調だった。

「可愛い顔して、アレだけまるで黒人だ。このアンバランスなところは、なかなかいい」

「よし。持ち上げろ」

 先輩の指示で、僕は黒板の前まで運ばれた。

 天井から二本ロープが下がっていて、それで手首を縛られた。

 足首にもロープがつけられ、大きく股を開く格好になる。

「どうだ。気分は?」

 はりつけにされた僕を眺めながら、先輩が訊いた。

 その目は僕の局部に集中しているようだ。

 無理もなかった。

 こんなはずかしい目に遭っているというのに、僕は勃起し始めていたのだ。

 先輩に裸を見られている。

 それも、こんな恥ずかしい格好で。

 そう意識しただけで、猛烈に興奮してきてしまったからである。

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