僕は家畜人 ~”連続絶頂” どうせ逝くなら、君の手で~

ヤミイ

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42 家畜としての目覚め④

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「あぶう、ハアアアア…」
 口の中いっぱいに溢れた生温かいゼリー状の液体が、どろどろと食道を下っていく。
 それは甘さの中にも苦みがあり、おせじにも美味とはいえなかった。
 が、その苦しみも、突如として股間に生じた快感を打ち消すまでには至らない。
 調教師に咥えられた僕の男根が、その巧みな愛撫によって息を吹き返した海生生物のように育っていく。
 じゅぼじゅぼじゅぼ・・・。
 陰茎を貪られる卑猥な音とそれに伴う快楽に僕はやがて陶然となり、ぴくぴく身体中を震わせ始めた。
「クアアアアアアアア・・・」
 勝手に躰がしなり、中心部を咥えられたまま腰を持ち上げる。
「もっと…もっと…アアアア…」
 口から精液を垂らしながら、僕はうつろな目でおねだりせずにはいられない。
「そうか、まだ出したいか」
 僕をしゃぶる合い間に調教師がくぐもった声で言う。
「い、いい…」
 躰の芯から愉悦の泉が沸き上がり、下半身から全身へと淫らな波動が広がっていく。
「これならどうだ」
 調教師がいったん”僕”を口から出し、茎の部分を舐めながら手のひらで亀頭を撫で回し始めた。
「きゅ、きゅうう・・・」
 あまりの快感に白目をむく僕。
 先走り汁と彼の唾液でほどよくコーティングされた僕の亀頭は、もはや直接触られても痛くはない。
 そうしながらも彼はもう一方の手を使って僕の肛門を弄び、人差し指を挿入してGスポットを突いてくる。 
「アアアアアアアア・・・また・・・」
 前立腺のあたりでメスイキのマグマが再燃し、僕はブリッジするように跳ね上がる。
「まだ勃つのか。えらいぞ」
 調教師は僕の勃起陰茎を右手で握り、根元から折り曲げてはその手を離す、という動作を繰り返す。
 バキバキに勃った陰茎をいいように他人に苛まれる快感に、僕はもどかしさのあまり叫んでしまう。
「ボクを、もっと、もっと、滅茶苦茶にして…!」
「こうか、これでもか!」
 バシッ!
 グニッ!
 ベキッ!
「いいっ! いいっ! ああっ! ああんっ!」
 立ちっ放しの肉棒に嵐のように容赦のない折檻が加えられ、それがどうしようもなく気持ちよくて僕は鳴く。
 嬲られ、責められ続けるうちに、僕の生殖器官はすでに過敏な愉楽の灼熱肉棒と化していた。
「アアアアアアアア・・・チンチン…イイ…」
 僕はのけぞり、硬直して、喉仏を上下させながら、瀕死の重傷患者のように口から白い泡を吹く。 
 そうしてついに、最後の”どくんどくん”がやってきた。
 
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