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14 奇妙な検査⑥
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どびゅっ。
どびゅびゅっ。
勃起陰茎が跳ね上がり、カテーテルの中に白濁液が噴き出した。
「アアアアアアアア・・・」
痙攣を繰り返し、股間を前に突き出したまま、のけ反る全裸の僕。
がくんがくんっ!
勝手に骨ばった腰が動き、カテーテル相手にエアで烈しくピストン運動を開始してしまう。
ドクドクドクドク…。
「なんて勢いなんだ…すばらしい…」
カテーテルを伝い、みるみるうちに尿パットに溜まっていく白濁液を見て、感心したように鰐部氏がうめいた。
気持ちよかった。
最高に。
僕は薄目を開けて鏡の中の自分を盗み見た。
なんていやらしいんだろう。
貧相な己の裸体が、この時ばかりはひどく妖しく艶めいて見えた。
あんなに太い肉の棒を震わせて、官能にむせびなく全裸の躰…。
そして、透明な管を装着された筋肉製の棍棒のようなその器官は、管の中に多量の白いミルクを垂れ流し…。
「全部絞り出しましょう」
マッサージ器を置いて右手をフリーにした鰐部氏が、今度は下から掬い上げるように僕の睾丸を握りしめ、わしゃわしゃもみ始める。
袋の中でアーモンドの形をした精巣同士を擦り合わせるようにこね回し、僕を更なる高みに押し上げる。
そうしながらも、左手のバイブレーターは僕の陰茎の裏側に当てたままだ。
「く、クウウウウウウウ…」
双つの方向からの快楽のパルスに、僕は脈動せずにはいられない。
ドクンドクンドクンどくんどくんどくん…。
「ああん、ま、また、出ちゃう…」
にゅる~り。
ちゅぷっ。
「アアン、アア、アア・・・デ、デチャッタ…」
いったん収まりかけた射精が再び始まり、僕は内腿同士をすり合わせ、絶頂に達した女のように身をよじった。
「アアアアン…き、キモチ、イイ…」
とろーり。
ミルク色の濃厚な体液がいつのまにやらカテーテルの内側を真っ白に染めていた。
そうしてどれだけ出し続けたのだろう…。
「ご苦労様」
ふと我に返ると、鰐部氏がカテーテルから外した尿取りパットを片手に掲げ、僕の目の前に立っていた。
「これは大漁でしたね。素敵です。量だけで判断すれば、あなたは間違いなく、製造部門に合格です」
「え…?」
僕は自分の出したものがたっぷり入ったそのプラスチックの袋を見つめた。
陰茎からは指サック付きカテーテルがすでに外され、身軽になっている。
でも、生でむき出しになったそのサクランボみたいに赤くテカる亀頭は、ミルクの残滓で真っ白だ。
「あとは、味ですね…」
独り言のようにつぶやくと、鰐部氏は壁に埋め込まれたスピーカーに口を近づけ、早口に言った。
「味見部門の女の子たちを頼む。久々の大物の予感がする。しっかり味わって鑑定してほしいんだ」
「味見…?」
僕は茫然と、よく動く鰐部氏の口元を見つめた。
味見部門の、女の子たちって、なんだ?
今からいったい、何が始まろうっていうんだろう?
どびゅびゅっ。
勃起陰茎が跳ね上がり、カテーテルの中に白濁液が噴き出した。
「アアアアアアアア・・・」
痙攣を繰り返し、股間を前に突き出したまま、のけ反る全裸の僕。
がくんがくんっ!
勝手に骨ばった腰が動き、カテーテル相手にエアで烈しくピストン運動を開始してしまう。
ドクドクドクドク…。
「なんて勢いなんだ…すばらしい…」
カテーテルを伝い、みるみるうちに尿パットに溜まっていく白濁液を見て、感心したように鰐部氏がうめいた。
気持ちよかった。
最高に。
僕は薄目を開けて鏡の中の自分を盗み見た。
なんていやらしいんだろう。
貧相な己の裸体が、この時ばかりはひどく妖しく艶めいて見えた。
あんなに太い肉の棒を震わせて、官能にむせびなく全裸の躰…。
そして、透明な管を装着された筋肉製の棍棒のようなその器官は、管の中に多量の白いミルクを垂れ流し…。
「全部絞り出しましょう」
マッサージ器を置いて右手をフリーにした鰐部氏が、今度は下から掬い上げるように僕の睾丸を握りしめ、わしゃわしゃもみ始める。
袋の中でアーモンドの形をした精巣同士を擦り合わせるようにこね回し、僕を更なる高みに押し上げる。
そうしながらも、左手のバイブレーターは僕の陰茎の裏側に当てたままだ。
「く、クウウウウウウウ…」
双つの方向からの快楽のパルスに、僕は脈動せずにはいられない。
ドクンドクンドクンどくんどくんどくん…。
「ああん、ま、また、出ちゃう…」
にゅる~り。
ちゅぷっ。
「アアン、アア、アア・・・デ、デチャッタ…」
いったん収まりかけた射精が再び始まり、僕は内腿同士をすり合わせ、絶頂に達した女のように身をよじった。
「アアアアン…き、キモチ、イイ…」
とろーり。
ミルク色の濃厚な体液がいつのまにやらカテーテルの内側を真っ白に染めていた。
そうしてどれだけ出し続けたのだろう…。
「ご苦労様」
ふと我に返ると、鰐部氏がカテーテルから外した尿取りパットを片手に掲げ、僕の目の前に立っていた。
「これは大漁でしたね。素敵です。量だけで判断すれば、あなたは間違いなく、製造部門に合格です」
「え…?」
僕は自分の出したものがたっぷり入ったそのプラスチックの袋を見つめた。
陰茎からは指サック付きカテーテルがすでに外され、身軽になっている。
でも、生でむき出しになったそのサクランボみたいに赤くテカる亀頭は、ミルクの残滓で真っ白だ。
「あとは、味ですね…」
独り言のようにつぶやくと、鰐部氏は壁に埋め込まれたスピーカーに口を近づけ、早口に言った。
「味見部門の女の子たちを頼む。久々の大物の予感がする。しっかり味わって鑑定してほしいんだ」
「味見…?」
僕は茫然と、よく動く鰐部氏の口元を見つめた。
味見部門の、女の子たちって、なんだ?
今からいったい、何が始まろうっていうんだろう?
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