少年ペット

90

　私は舌を伸ばしてミルクを掬い取る。

　ツンとくる草いきれの匂い。

　味蕾を痺れさせるかすかな苦みと濃厚なコク。

　納豆みたいに糸を引き、口の中がたちまちねちゃねちゃになる。

　とろみがあるのは最初だけで、すぐにサラサラに変わる不思議な舌ざわり。

　この味にもさすがに慣れてきた。

　今はむしろ美味と感じるくらい、好きになっている。

　ドーム型の亀頭を、きれいに、きれいに、舐め回す。

　ナルははあはあ喘ぎながら、半ばのけぞり、ぴくぴくと喉仏を動かしている。

　平らな下腹には六角筋が浮き上がり、やはり波打つように起伏を繰り返している。

　ｸﾞｲﾝｸﾞｲﾝｸﾞｲﾝ･･･…。

　耳を澄ますと、ナルの直腸の中で暴れまわるバイブの音が聞こえてきた。

　あれが刺さっている間は、ナルはずっとメスイキ状態のままのはず。

　ドライオーガズムは女の絶頂に似た快感を男に与えるらしいから、いくら射精してもナルの興奮は収まらない。

　問題は、まだ精子が出るかどうかである。

　すべて搾り尽くしてから出ないと、本番のセックスに踏み切れない。

　私はこの歳で妊娠などしたくないからだ。

　そう。

　私の最終的な目標は、これ。

　ナルと性交すること。

　正確に言えば、この身体で、ナルを犯してしまうこと。

　緊縛されて無抵抗の美少年を、好き放題、犯すー。

　こんなヤバいくらい素敵な遊び、絶対に他にない。

　私は男を強姦することで、処女を捨てるのだ。

　男女同権の世の中なんだから、そういうやり方があってもいいはずだ。

　ナルと私はそんなに歳も変わらない。

　だからこれは未成年との合意なき性行為には当たらないー。