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しおりを挟む ナルは応えない。
いつものことだが、黙って横顔を見せている。
そのくせほんのり頬を桜色に染めているのは、嫌がっていない証拠だろう。
そもそも部屋から一歩も外に出ないこの少年には、性的な愉しみ以外、存在しないのだ。
これまでは専ら自慰で済ませてきたその愉しみの幅を、私が広げてやったというわけである。
「あたしにお任せってわけ? いいよ。じゃ、いくね」
まず、乳首にふたつの吸盤を取り付けた。
無線で動く乳首吸引器だ。
私も試しに使ってみたけど、息が止まるほど、気持ちがいい。
リモコンのスイッチをオンにして、床に置く。
キュウウッ。
吸盤から響くかすかな音。
と、
「アアアッ」
珍しく、ナルが声を上げ、目を閉じた。
グイングイングイン・・・。
ナルの胸板に貼りついたふたつの吸盤が、水母か何かのようにブルブル震え出すと、
ムクッ。
ナルの股間で明らかな変化が起こった。
お風呂から出て萎えかけていた生殖器が、硬さと力を取り戻し、床と水平になるまで持ち上がってきたのだ。
左右にゆらゆら揺れながら、目のない頭部であたりを睥睨する筋肉でできたテッポウムシ。
包皮がめくれ、赤いサクランボのような濡れ亀頭がのぞいている。
「気持いい?」
リモコンを拾い上げ、振動を”弱”から”中”へと切り替える。
「ア、アアアアア・・・」
丸く口を開け、ナルが天井を仰いだ。
口腔内で、唾液にまみれた舌がひらひら動いているのが見える。
乳首吸引器で悶える全裸の美少年。
恥ずかしい部分をガチガチに硬くして、股間から大きく反り返らせ、ユラリユラリと揺らしている。
いい絵だった。
私は忘れずスマホを撮影モードにセットした。
いつものことだが、黙って横顔を見せている。
そのくせほんのり頬を桜色に染めているのは、嫌がっていない証拠だろう。
そもそも部屋から一歩も外に出ないこの少年には、性的な愉しみ以外、存在しないのだ。
これまでは専ら自慰で済ませてきたその愉しみの幅を、私が広げてやったというわけである。
「あたしにお任せってわけ? いいよ。じゃ、いくね」
まず、乳首にふたつの吸盤を取り付けた。
無線で動く乳首吸引器だ。
私も試しに使ってみたけど、息が止まるほど、気持ちがいい。
リモコンのスイッチをオンにして、床に置く。
キュウウッ。
吸盤から響くかすかな音。
と、
「アアアッ」
珍しく、ナルが声を上げ、目を閉じた。
グイングイングイン・・・。
ナルの胸板に貼りついたふたつの吸盤が、水母か何かのようにブルブル震え出すと、
ムクッ。
ナルの股間で明らかな変化が起こった。
お風呂から出て萎えかけていた生殖器が、硬さと力を取り戻し、床と水平になるまで持ち上がってきたのだ。
左右にゆらゆら揺れながら、目のない頭部であたりを睥睨する筋肉でできたテッポウムシ。
包皮がめくれ、赤いサクランボのような濡れ亀頭がのぞいている。
「気持いい?」
リモコンを拾い上げ、振動を”弱”から”中”へと切り替える。
「ア、アアアアア・・・」
丸く口を開け、ナルが天井を仰いだ。
口腔内で、唾液にまみれた舌がひらひら動いているのが見える。
乳首吸引器で悶える全裸の美少年。
恥ずかしい部分をガチガチに硬くして、股間から大きく反り返らせ、ユラリユラリと揺らしている。
いい絵だった。
私は忘れずスマホを撮影モードにセットした。
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