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ペニス一本で吊り下げられたナルは、その肉棒を頂点にして、ほぼ二つ折りになっている。
すなわち、後頭部と踵が触れ合って、全身で逆Uの字を描いているのだ。
私は立ち上がり、正面に回った。
あばら骨が浮き出るほど反り返った胸板では、綺麗な桜色をしたポッチがふたつ、飛び出ている。
あたかも抓んでくれと言わんばかりに硬直したそれは、むろん、ナルの乳首である。
洗濯ばさみで挟んだり電マで刺激したりしたせいだろう。
見ていてこっちが恥ずかしくなるほど、ゴムのおしゃぶりみたいに、カチコチに勃起してしまっている。
ナルだけ裸で、私はスウェット姿というのも倒錯的でよかったけど、そろそろ欲望を抑えられなくなってきた。
避妊しない性行為は問題外だとしても、楽しみ方は他にもいろいろある。
せっかくこんな素敵なおもちゃを拾ったのだ。
楽しめるうちに愉しんでおかないと、後で後悔しかねない。
ナルがいつまでも私のもとに居てくれるとは限らないのだ。
法的に言えば、これはれっきとした犯罪である。
外部にばれて通報されたら元も子もなくなってしまう。
そう考えると、がぜん、焦りが募ってきて、私はナルの前でスウェットの上下を脱ぎ捨てた。
ブラとパンティだけになり、少し迷ったあげく、それも脱ぐことにした。
躰に自信なんてない。
私はどちらかというと小太りで、腰にはくびれらしきものはほとんどなく、お腹も少し出ているのだ。
更に致命的なのは、まだ二十代なのに垂れ始めた乳房。
乳輪も馬鹿に大きくて、乳首はナルのものの倍以上ある。
その裸体を曝け出すと、だんだんと捨て鉢な気持ちが湧いてきた。
「笑うなら笑いなよ」
敵意を籠めて、私は言った。
「でも、世間はどう言おうと、ここではあたしがご主人様なんだからね。あんたはあたしの言うことを聞くしかないんだよ」
すなわち、後頭部と踵が触れ合って、全身で逆Uの字を描いているのだ。
私は立ち上がり、正面に回った。
あばら骨が浮き出るほど反り返った胸板では、綺麗な桜色をしたポッチがふたつ、飛び出ている。
あたかも抓んでくれと言わんばかりに硬直したそれは、むろん、ナルの乳首である。
洗濯ばさみで挟んだり電マで刺激したりしたせいだろう。
見ていてこっちが恥ずかしくなるほど、ゴムのおしゃぶりみたいに、カチコチに勃起してしまっている。
ナルだけ裸で、私はスウェット姿というのも倒錯的でよかったけど、そろそろ欲望を抑えられなくなってきた。
避妊しない性行為は問題外だとしても、楽しみ方は他にもいろいろある。
せっかくこんな素敵なおもちゃを拾ったのだ。
楽しめるうちに愉しんでおかないと、後で後悔しかねない。
ナルがいつまでも私のもとに居てくれるとは限らないのだ。
法的に言えば、これはれっきとした犯罪である。
外部にばれて通報されたら元も子もなくなってしまう。
そう考えると、がぜん、焦りが募ってきて、私はナルの前でスウェットの上下を脱ぎ捨てた。
ブラとパンティだけになり、少し迷ったあげく、それも脱ぐことにした。
躰に自信なんてない。
私はどちらかというと小太りで、腰にはくびれらしきものはほとんどなく、お腹も少し出ているのだ。
更に致命的なのは、まだ二十代なのに垂れ始めた乳房。
乳輪も馬鹿に大きくて、乳首はナルのものの倍以上ある。
その裸体を曝け出すと、だんだんと捨て鉢な気持ちが湧いてきた。
「笑うなら笑いなよ」
敵意を籠めて、私は言った。
「でも、世間はどう言おうと、ここではあたしがご主人様なんだからね。あんたはあたしの言うことを聞くしかないんだよ」
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