少年ペット

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　言われるままに、触れてみた。
　
　人差し指の腹で、鼻面をそうっと撫でてみたのだ。

　ところがー。

「ｲﾀｯ」

　ナルは顔をしかめる始末で、ちっとも気持ちよさそうじゃない。

　過敏すぎるんだ。

　顏を近づけ、私は納得する。

　ネバネバはまだ切れ込みみたいな口から滲んでいるだけで、亀頭全体をカバーしてはいない。

　ふだん包皮に包まれている亀頭部分は、この赤剥け状態からして、傷口か内臓みたいなものなのだ。

　見るからに、乳首と違い、表皮が薄い。

　いや、それどころか、いかにも剥き出しの”中身”といった感じである。

　何かでコーティングしないと、このままではいくら愛撫してもナルには苦痛しか与えられないに違いない。

　もう一度包皮を被せて扱くのが一番簡単だろうけど、それではさっき風呂場で見た自慰と変わらず面白くない。

　要は何かでコーティングすればいいわけでしょう？

　まずは、唾だ。

　震える亀頭にギリギリまで口を接近させ、たらりと唾液を垂らす。

　赤い表皮がヌルヌルになるまで、口の中に溢れさせた唾液を亀頭にまぶしてやった。

「これでどう？」

　右の手のひらでべちょべちょになった亀頭を包み込み、そっと握ってみる。

　手のひらの内側に伝わるのは、半端ない熱と弾力だ。

　ぎゅっと力を籠め、二、三度上下させると、

「ﾊｱｱ･･･」

　ナルが悶えるように腰を動かし、私の手のひらに怒張した熱いモノを自らぎゅうぎゅう押しつけてきた。