15 / 94
15
しおりを挟む
私の職場は近所のショッピングモール。
表に出られる容姿じゃないから、仕事は専ら在庫管理や倉庫業務などの裏方だ。
大学卒業ギリギリまで就職が決まらなかった私を拾ってくれたのがこの会社で、そういう意味では感謝しかない。
ただ、生まれつき陰キャな性格が災いして、私にはいまだ親しく声をかけてくれる同僚などいない。
体力には自信があったから多少の力仕事は平気だったけど、ただひとつ問題は生理の重さだった。
その日がちょうどそれで、腹痛が耐えきれず、私は上司の許可をもらって早めに帰宅させてもらうことにした。
いつもより3時間ほど早く帰宅してドアを開け、中に踏み込んだ時だった。
奥の6畳間で繰り広げられる異様な光景に、私はその場で棒立ちになった。
祖母の形見でもらった私の鏡台の前に、彼が立っている。
いつものように全裸で、しなをつくるようにして。
私の眼を釘づけにしたのは、少年のその股間だった。
勃っているのだ。
アレが。
初めて見つけた時そうだったように、鬼のように逞しく反り返り、鎧のような表面に太い血管を浮き立たせて。
あり得ないことだった。
私が毎晩ベッドの中で弄り、撫で、扱いても、少しも硬くならなかったあの肉の棒が、あんなにもー。
表に出られる容姿じゃないから、仕事は専ら在庫管理や倉庫業務などの裏方だ。
大学卒業ギリギリまで就職が決まらなかった私を拾ってくれたのがこの会社で、そういう意味では感謝しかない。
ただ、生まれつき陰キャな性格が災いして、私にはいまだ親しく声をかけてくれる同僚などいない。
体力には自信があったから多少の力仕事は平気だったけど、ただひとつ問題は生理の重さだった。
その日がちょうどそれで、腹痛が耐えきれず、私は上司の許可をもらって早めに帰宅させてもらうことにした。
いつもより3時間ほど早く帰宅してドアを開け、中に踏み込んだ時だった。
奥の6畳間で繰り広げられる異様な光景に、私はその場で棒立ちになった。
祖母の形見でもらった私の鏡台の前に、彼が立っている。
いつものように全裸で、しなをつくるようにして。
私の眼を釘づけにしたのは、少年のその股間だった。
勃っているのだ。
アレが。
初めて見つけた時そうだったように、鬼のように逞しく反り返り、鎧のような表面に太い血管を浮き立たせて。
あり得ないことだった。
私が毎晩ベッドの中で弄り、撫で、扱いても、少しも硬くならなかったあの肉の棒が、あんなにもー。
0
お気に入りに追加
19
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/youth.png?id=ad9871afe441980cc37c)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/essay.png?id=5ada788558fa89228aea)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる