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少年は、頷き返しもしなかった。
ただ投げやりに股間に右手をやると、それの根元を握りしめた。
私は息を飲んだ。
躰の芯がじんわり熱くなるのがわかった。
少年の手が、動き出す。
湿った音とともに、筒を作った手のひらが、握りしめた太い肉棒を、ゆっくり上下に擦り出す。
ハアハアハア…。
少年の息が荒くなる。
嫉妬で目の前が赤く染まった。
この子ったら…。
怒りで握った拳が震えた。
このナルシスト。
私の愛撫には、びくともしないくせに…。
チュプ、チュプ、チュプ…。
粘着性の音が響くにつれ、少年の手の動きが速くなる。
ハアハアハアハア…。
長い髪の間から覗くうつろな目には、恍惚の色。
思った通り、そこには私の姿など、一切映ってはいなかったー。
ただ投げやりに股間に右手をやると、それの根元を握りしめた。
私は息を飲んだ。
躰の芯がじんわり熱くなるのがわかった。
少年の手が、動き出す。
湿った音とともに、筒を作った手のひらが、握りしめた太い肉棒を、ゆっくり上下に擦り出す。
ハアハアハア…。
少年の息が荒くなる。
嫉妬で目の前が赤く染まった。
この子ったら…。
怒りで握った拳が震えた。
このナルシスト。
私の愛撫には、びくともしないくせに…。
チュプ、チュプ、チュプ…。
粘着性の音が響くにつれ、少年の手の動きが速くなる。
ハアハアハアハア…。
長い髪の間から覗くうつろな目には、恍惚の色。
思った通り、そこには私の姿など、一切映ってはいなかったー。
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