少年ペット

ヤミイ

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 昏い部屋の中、バスルームにだけ、明かりがついていた。

 アコーディオンカーテンを透かして、うずくまる影が見える。

 怒りが湧いてきた。

 私は玄関の電気もつけず、スリッパも履かないまま、廊下に上がった。

「そんなところで何してるの?」

 叱るように言って、アコーディオンカーテンを引き開ける。

 バスタブの前にうずくまる肌色の塊。

 それは、あばらが透けて見えるほど痩せた少年の裸体だった。

 長い髪が濡れ、青白い頬に貼りついている。

 整った顔をうつむけて、叱責に耐えるように、少年は目を閉じている。

「こっちを向きなさい」

 足で蹴って、躰の向きを変えさせる。

 上半身がこちらを向き、痩せた胸板の上に咲いたピンクの肉芽を露わにする。

 はしたない。

 乳輪に、影ができている。

 むっとした。

 反吐が出そう。

 肉芽は明らかに異常をきたしているようだ。

「隠してもダメ。わかってるんだから」

 少年は何も言わず、更に目を伏せる。

 長い睫毛が頬に影を落とす。

 捨て猫のくせに、まったくもって、腹が立つほどの美形ぶりだ。

「見せてごらん。どうせしてたんでしょ。いやらしい子」

 足で、少年の膝をこじ開ける。

 観念したように、Mの字に開いていく筋張った細い脚。

 やがて、つるすべの無毛の股間が現れて―。

 やっぱり、この子…。

 めちゃ大きい…。

 その中央に聳え立つ”肉色”に、私の眼は釘付けになった。

 
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