淫美な虜囚

ヤミイ

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654 美青年拷問地獄⑩

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「アンアンアンアンッ!」

 ペニスを扱きまくられ、翔がスッタカートのリズムで喘ぎに喘ぐ。
 
 ずぼっ! ずぼっ!ずぼっ!

 同時に真下から極太バイブが翔のアナルに高速でピストン運動を繰り返し、穴の縁から透明汁が滴り落ちる。

「ア、ア、ア、ア、ア、ア、ア、ア・・・」

 乳首をグミみたいに固く勃たせた胸板を反り返らせ、翔が切なく鳴き叫ぶ。

 「泣く」のではなく「鳴く」。

 それがこのさい正しい表現だ。

 絞り上げられ、くびれた肥大亀頭の先っちょでは、ハート形の尿道スティックの柄の部分が揺れている。

 ミクロン単位の尿道の隙間からカウパー腺液が滲んでいるので蓋をされているにもかかわらず亀頭はヌルヌルだ。

 万歳をした格好で両腕を吊り上げられ、180度以上の角度で両脚をこじ開けられた全裸の美青年、翔。

 その翔を、ペニスをつかみ、肛門にぶっ刺したバイブを握ることで、獄卒は少しずつ舞台中央に向かって移動させていく。

 翔を吊り下げたロープの先は天井近くに張り巡らされたレールに取り付けられた滑車に繋がっているから、自由自在に翔の位置を変えられるというわけである。

「次はあれですね…」

 姉さんの目が、舞台中央のあるものに注がれる。

 黒いビニールシートで覆われたそれは、高さ1メートルほどの”小山”だった。

「何かしら?」

 翔は明らかにその装置のほうへと向かっているようだ。

「あれはたぶん…」

 陽が言いかけた時、再び黒子が現れて、素早く小山に駆け寄ると、一気にビニールシートをはぎ取った。

 僕の勃起陰茎を握る姉さんの手に力が入り、粘る音を立て、ずるりと包皮が根元までめくれてしまう。

「あう…」

 その快感に気が遠くなりながらも、僕は見た。

 ビニールシートの下から現れたもの…。

 それは、一見すると、遊園地にでよく見かけるごくふつうの回転木馬だった。

「ただの木馬じゃない。どうして、あんなものが…?」

「よく見てください。特に、鞍の所を」

 陽に促され、僕と姉さんは木馬の背中に目を凝らす。

「あ…」

「え?」

 ふたり息を呑むのが、ほぼ同時だった。

 木馬は、鞍の部分が明らかに他の木馬と異なっていた。

 鞍が、先端の尖った円錐になっているのである。

「まさか、あの上に、翔を座らせる…とか?」

 姉さんが興奮で上ずった声で陽に訊く。

 ふふっ。

 陽が意味ありげに笑い、答えた。

「やっと、おわかりですか。だから最初に言ったでしょう? このステージは終始、拷問三昧なんですよ。さあ、今からが、本当のショーの始まりです!」
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