淫美な虜囚

ヤミイ

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635 インターバル② 

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 感じてる…。

 翔ったら、あんなことされても、まだ、感じてしまっている…。

 勃起陰茎一本で吊るされたその美しい裸身。

 鞭打ちの痕も生々しい、傷だらけのアドニスのごとき裸身が、なんと、生殖器一本で…。

 逆Uの字に折れ曲がった翔は、両手と両脚を重力に引かれるままだらりと下げ、完全にのけぞってしまっている。

 そして今綺麗に脱毛したツルスベの股間がその頂点となり、そこから生えた逞しい肉のバナナを、獄卒の万力のような右手が握って逆さに吊るしているのだ。

 今や完全勃起したその肌色の棒は、握った獄卒のこぶしからハート形の大きな亀頭をはみ出させているのだが、その反対側の付け根に近い部分が白くなり、明らかに伸びた分の海綿体の伸びしろを示している。

 普段日の当たらないその白い部位こそが、緊急事態によって伸び出した新たな鎧の成分なのだろう。

 翔の陰茎は今や優に30センチは超える長さにまで伸び切ってしまっていた。

 全裸の翔を荷物のように軽々とぶら下げたまま、獄卒が大股に歩いていく。

 ーあふー

 ーあああ、あああああー

 ーチ、チンポ…ー

 ーあんっ、あああああっ!-

 ーき、きもち、いい…ー

 揺れるたびに、翔が愉悦の喘ぎを漏らすのが聴こえてきた。

 その先は、次の間に続く襖である。

 そういえば、このステージのしょっぱなでも、こんな光景があった気がする。

 勃起陰茎をつかんで翔を釣り上げた獄卒は、握った右手一本を上下にゆすることで、翔を扱いて逝かせたのだ。

 つまり、翔はああされるのが本当は性に合っていて好きなのだろう。

 歩き続ける獄卒の前で、襖が自動的に左右に開いた。

 その向こうに広がるのは一面の闇で、こちらからは何がどうなっているのか、皆目わからない。

「さあ、次のステージは、皆様お待ちかねの、拷問器具の間です」

 歌うように叫ぶ司会者。

「翔さまの準備が整うまで、ここでしばしの休憩タイムを挟みたいと思います」

 闇の中に消えていく獄卒と翔。

 ゴムホースのように伸び切ったペニスの先で揺れる全裸の翔を見送っていると、陽が誰にともなく言った。

「さあ、僕らも次のステージに備えて英気を養っておきましょう。特に巧君、君は出した分のミルクの補充も必要だしね」

「いったん、さっきのレストルームに戻るってわけね」

 姉さんの言葉に、陽がわが意を得たりとばかりにうなずいた。

「そうです。今頃、掃除も済んで新たなコスチュームや備品が追加されていることでしょう」
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