淫美な虜囚

ヤミイ

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584 引き裂かれる恥穴⑧

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 翔を犯したいー。

 獄卒に代わって、猛り立つ僕の分身をあのいやらしく緩んだ肛門に突き刺して、中をぐちゅぐちゅかき回したい。

 その願望とは別に、僕はすっかり翔と同化してしまっていた。

 獄卒から翔が受けている凌辱の数々。

 それを、わがことのように、感じ始めていたのである。

 その証拠が、紐型ボンテージスーツからはみ出さんばかりの陰茎の勃起と、革紐を突き上げる乳首の勃起だった。
 
 姉さんの手も、いけなかった。

 ひし形の当て革の上からとはいえ、その揉み方は実に巧妙で、胴に入っていた。

 いやむしろ、直に握られていないだけに痛みがなく、余計に感じてしまったのかもしれない。

「少し遊んであげますか。どうせまだミルクも溜まっていないでしょうから」

 陽が微笑み、僕の背後に回った。

「どうする気?」

 相変わらず僕の陰茎を揉みしだきながら、首だけ回して、姉さんが訊く。

「翔さまの痴態の前で、巧君をなぶってあげるのです。その様子もライブ中継されますから、これをご覧の会員の方々もきっと喜ばれると思いますよ」

「いいわね」

 姉さんがうなずき、

「こいつの股間、もう先走り汁でべちょべちょなのよ。さすがカスね。ちょっと握ってやったくらいでこのザマよ」

 そう言い放つなり、いきなり僕の股間のひし形をめくりあげた。

 ずらされた革の下から、ぶるんっ!

 たわわに実ったバナナのように、重い筋肉製の棒状器官が飛び出した。

 それに合わせて、背後に立った陽が、僕を抱きしめるように両腕を回してくる。

「アッ!」

 思わず叫んでしまったのは、ほかでもない。

 陽の指が、革紐の上から、やおら僕の両乳首をつまんだのだ。

 幅の狭いストリング部分を押し上げる小さく固い肉芽が、革布越しにクリクリクリとねじられる。

「ク、クウウッ!」

 僕はのけぞった。

 そこへ、何をするつもりなのか、陰までが寄ってきた。

 僕の足元にひざまずくと、開いた両足の間に右手を差し入れ、尻の谷間に食い込んでいるTバックの紐をずらしにかかった。

「ヤ、ヤメテ…」

 睾丸から肛門にかけての部分をさらけ出され、僕はあわてて足を閉じようとする。

 が、遅かった。

「アヒイッ!」

 無意識のうちに、つま先立ちになってしまう僕。

 陰が左手で僕の睾丸を握ると、右手の人差し指を、だしぬけに肛門に突っ込んできたのであるー。
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