584 / 659
577 引き裂かれる恥穴①
しおりを挟む
「あの恰好、マジでラブドールみたいね」
ボンテージスーツの下で淫らに硬直した僕をニギニギしながら、姉さんが言う。
その声には、淫靡な高ぶりが籠っている。
「ほら、よくあるでしょ、女性の下半身を象った等身大のお人形」
なるほど。
姉さんの指の感触に喘ぎそうになりながら、僕は心の中でうなずいた。
胡坐縛りのままうつ伏せになり、全裸でお尻をこちらに向けていやらしく突き出している翔ー。
その姿は、確かに下半身だけの性具にも見える。
翔のお尻は女性のそれほど大きくはないが、形よく筋肉が詰まった上にほどよく脂が乗り、とても卑猥なのだ。
「実は、最近、ゲイ用のラブドールも商品化されているんですよ。今の翔さまは、まさにそれだ」
「ゲイ用? ってことは?」
陽の言葉に猫みたいに姉さんが目を光らせた。
「そう。男性の下半身を精巧に象ったものです。もちろん、女性版同様に、全身タイプもありますけどね。ちゃんとリアルなペニスもついていて、電動で勃起するようにできています。顔などのパーツは好みによって付け替えられますから、女性たちにも密かに人気の商品なのですよ」
「いいわね・・・」
姉さんの声が湿りを帯びる。
「ちょっと、そそられちゃうわ」
「翔さまをモデルに、新たなラブドールを量産すれば、ひと儲けできるかもですね」
陽がくすっと笑った時、極卒が動きを再開した。
それまで、狙いを定めるように、両手で翔のお尻の谷間を割って、奥の肛門の具合を確かめていたのだがー。
おもむろに、股間から突き出た巨大な肉棒の先端を、その割れ目に差し込んだのである。
「ヒイッ」
小声で翔が鳴く。
獄卒はそのまま力づくで押し込むわけでもなく、翔の肛門に海亀の頭部のような亀頭を当て、ゆっくり上下左右に動かしている。
「ア、アアン・・・」
翔の声が甘えるような響きを帯び始めた。
意外に繊細な獄卒のペニスの螺旋を描くような動きに、少しずつ感じ始めているらしい。
それに呼応してー。
すでに指責めで十分すぎるほどほぐされている翔の肛門は、新たな刺激を受けていよいよその本領を発揮しようとしていた。
押し当てられ、周辺を動き回る亀頭を捕えようと、括約筋が自ら盛り上がり、本来の用途である肛門の開閉とは別の役割を果たし始めたのだ。
あたかも女性器の大陰唇と小陰唇のように、ひくひく蠢き出したのである。
「やめろ・・・」
ふいに嫌悪感を覚えて、僕はうめいた。
何を今更、と笑われるかもしれない。
でも、なぜだか嫌な予感がした。
このままでは、翔が本気になってしまう・・・。
この僕のことを忘れるほど、本気に・・・。
突如湧き上がった痛みに似た嫉妬とともに、強くそう思ったのだ。
ボンテージスーツの下で淫らに硬直した僕をニギニギしながら、姉さんが言う。
その声には、淫靡な高ぶりが籠っている。
「ほら、よくあるでしょ、女性の下半身を象った等身大のお人形」
なるほど。
姉さんの指の感触に喘ぎそうになりながら、僕は心の中でうなずいた。
胡坐縛りのままうつ伏せになり、全裸でお尻をこちらに向けていやらしく突き出している翔ー。
その姿は、確かに下半身だけの性具にも見える。
翔のお尻は女性のそれほど大きくはないが、形よく筋肉が詰まった上にほどよく脂が乗り、とても卑猥なのだ。
「実は、最近、ゲイ用のラブドールも商品化されているんですよ。今の翔さまは、まさにそれだ」
「ゲイ用? ってことは?」
陽の言葉に猫みたいに姉さんが目を光らせた。
「そう。男性の下半身を精巧に象ったものです。もちろん、女性版同様に、全身タイプもありますけどね。ちゃんとリアルなペニスもついていて、電動で勃起するようにできています。顔などのパーツは好みによって付け替えられますから、女性たちにも密かに人気の商品なのですよ」
「いいわね・・・」
姉さんの声が湿りを帯びる。
「ちょっと、そそられちゃうわ」
「翔さまをモデルに、新たなラブドールを量産すれば、ひと儲けできるかもですね」
陽がくすっと笑った時、極卒が動きを再開した。
それまで、狙いを定めるように、両手で翔のお尻の谷間を割って、奥の肛門の具合を確かめていたのだがー。
おもむろに、股間から突き出た巨大な肉棒の先端を、その割れ目に差し込んだのである。
「ヒイッ」
小声で翔が鳴く。
獄卒はそのまま力づくで押し込むわけでもなく、翔の肛門に海亀の頭部のような亀頭を当て、ゆっくり上下左右に動かしている。
「ア、アアン・・・」
翔の声が甘えるような響きを帯び始めた。
意外に繊細な獄卒のペニスの螺旋を描くような動きに、少しずつ感じ始めているらしい。
それに呼応してー。
すでに指責めで十分すぎるほどほぐされている翔の肛門は、新たな刺激を受けていよいよその本領を発揮しようとしていた。
押し当てられ、周辺を動き回る亀頭を捕えようと、括約筋が自ら盛り上がり、本来の用途である肛門の開閉とは別の役割を果たし始めたのだ。
あたかも女性器の大陰唇と小陰唇のように、ひくひく蠢き出したのである。
「やめろ・・・」
ふいに嫌悪感を覚えて、僕はうめいた。
何を今更、と笑われるかもしれない。
でも、なぜだか嫌な予感がした。
このままでは、翔が本気になってしまう・・・。
この僕のことを忘れるほど、本気に・・・。
突如湧き上がった痛みに似た嫉妬とともに、強くそう思ったのだ。
0
お気に入りに追加
282
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
【R-18】♡喘ぎ詰め合わせ♥あほえろ短編集
夜井
BL
完結済みの短編エロのみを公開していきます。
現在公開中の作品(随時更新)
『異世界転生したら、激太触手に犯されて即堕ちしちゃった話♥』
異種姦・産卵・大量中出し・即堕ち・二輪挿し・フェラ/イラマ・ごっくん・乳首責め・結腸責め・尿道責め・トコロテン・小スカ
受け付けの全裸お兄さんが店主に客の前で公開プレイされる大人の玩具専門店
ミクリ21 (新)
BL
大人の玩具専門店【ラブシモン】を営む執事服の店主レイザーと、受け付けの全裸お兄さんシモンが毎日公開プレイしている話。
【R-18】クリしつけ
蛙鳴蝉噪
恋愛
男尊女卑な社会で女の子がクリトリスを使って淫らに教育されていく日常の一コマ。クリ責め。クリリード。なんでもありでアブノーマルな内容なので、精神ともに18歳以上でなんでも許せる方のみどうぞ。
お嬢様、お仕置の時間です。
moa
恋愛
私は御門 凛(みかど りん)、御門財閥の長女として産まれた。
両親は跡継ぎの息子が欲しかったようで女として産まれた私のことをよく思っていなかった。
私の世話は執事とメイド達がしてくれていた。
私が2歳になったとき、弟の御門 新(みかど あらた)が産まれた。
両親は念願の息子が産まれたことで私を執事とメイド達に渡し、新を連れて家を出ていってしまった。
新しい屋敷を建ててそこで暮らしているそうだが、必要な費用を送ってくれている以外は何も教えてくれてくれなかった。
私が小さい頃から執事としてずっと一緒にいる氷川 海(ひかわ かい)が身の回りの世話や勉強など色々してくれていた。
海は普段は優しくなんでもこなしてしまう完璧な執事。
しかし厳しいときは厳しくて怒らせるとすごく怖い。
海は執事としてずっと一緒にいると思っていたのにある日、私の中で何か特別な感情がある事に気付く。
しかし、愛を知らずに育ってきた私が愛と知るのは、まだ先の話。
小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話
矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」
「あら、いいのかしら」
夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……?
微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。
※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。
※小説家になろうでも同内容で投稿しています。
※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる