淫美な虜囚

ヤミイ

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574 淫蕩の拷問部屋⑱

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 翔の股間で、極卒の右手が動きー、

 恥ずかしい部分が、凄い勢いで、扱かれる。

「イキタイ・・・」

 翔の顏が、苦痛に歪む。

 だがそれは、むろん痛みを感じてのそれではない。

 出せないことへの苦悩。

 その辛さからくる、苦痛なのだ。

 獄卒の顏が、翔の股間に接近する。

 マスクの下半分から出た口が、開かれる。

 タラコのように分厚い唇が開き、その間から海鼠じみた舌が突き出された。

 唾液でたっぷり濡らした舌が、翔の恥棒の先を、ぺろりと舐め上げる。

「クッ・・・」

 翔の眉間に縦じわが寄った。

 ぬるり。

 亀頭の裏側を、更に舌の先が撫で上げる。

 ちゅぷっ。

 露が出た。

 亀頭の頂点の切れ込みが左右に開き、またぞろ透明汁を分泌し始めたのだ。

「アアアアアアアア・・・」

 翔が上向いた。

 白い喉が露わになり、ごくりと喉仏が上下する。

 扱きながら、極卒がタラコ唇を、露を分泌し始めた赤ピンクの亀頭に被せていく。

 ちゅぱっ。

 雁首あたりまで咥えると、今度はチュウチュウ音を立てて吸い出した。

 ペニスを扱かれると同時に睾丸を揉みしだかれ、更にはフェラチオまで・・・。

 垂涎の三点責めだった。

 ハアハアハアハア・・・。

 翔の息が荒くなる。

 胡坐縛りで固定された裸体は、今や汗びっしょりだ。

 じゅぼっ、じゅぼっ。

 獄卒の巨大な頭部が翔の股間で烈しく上下し、目にも留まらぬ速さでその右手が動く。

「イ、イキタイ・・・」

 翔がまた、喘いだ。

「ダサセテ・・・オネガイ・・・」

 ハスキーボイスで、涙ながらに訴える。

「僕も、逝きたい・・・」

 気づくと、つぶやいていた。

 あまりのいやらしさに、僕も完全に翔にシンクロしてしまっていたのだ。

 ふと我に返ると、股間の隆起を姉さんに握られたまま、せわしなく腰を振り動かす自分がいた。

 両手はいつのまにか胸を通る二本の紐をずらし、露出させた乳首を弄っている。

 でも、出せなかった。

 翔と同じだった。

 僕もまだ、全然溜まっていないのだ。

 

 
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