淫美な虜囚

ヤミイ

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541 恥辱の泥沼⑮

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 三人は同じものを手にしていた。

 コードレスタイプの電気掃除機である。

 軽量で持ち運び便利、なのに抜群の吸引力を誇ることで有名な、人気機種だ。

 先端のブラシは取り外され、代わりにパイプよりひと回り細いアタッチメントが装着されている。

「なに、それ・・・」

 さすがの僕もたじろいだ。

 これまでさまざまな器具でオナニーしてきた僕ではあるが、電気掃除機というのは初めてだった。

「海外の実話なんですが」

 これ見よがしに掃除機を掲げてみせて、陽が話し始めた。

「ある教会の神父が、猥褻行為で逮捕されました。彼は人気のない教会で掃除機でオナニーすることが癖になっていたのですが、ある時、ひょんなことから信者のひとりにその現場を見られてしまったのだそうです。せめて見られた瞬間にすぐやめて何食わぬ顔でごまかせばよかったのですが、ちょうどオーガズムに達しかけていた彼はどうしても股間から掃除機を外すことができず、大騒ぎする信者の目の前で果ててしまったそうです。なんとも滑稽で気の毒な話ですが、それを聞いてぴんときました。性具として、掃除機を使うのも一興かもしれない、と」


「ば、馬鹿な・・・」

 迫ってくる三人に対し、僕は及び腰になった。

 三人が手にしているのは、サイクロン仕様で強力なのが売りの機種である。

 そんなもので性器を吸われたら、文字通り千切れてしまうのではないか・・・。

 期待より、まずその恐怖が先に立つ。

 でも、と思い直す。

 その逸話が事実なら、掃除機による凌辱は、人間に社会的地位を捨てさせてしまうほどの快楽ということになる。

 もしそうであるのなら、一度やられてみるのもいいかもしれない。

「つべこべ言わないで大人しく従いなさいよ。このドMの変態クズ奴隷」

 正面に姉さんが立ち、僕の股間に掃除機の先端を向けてきた。

 たび重なる放流の刺激で、僕の陰茎はビンビンに勃っている。

 水流の勢いと勃起のせいで包皮が三分の一ほどめくれ、赤みがかった中身が覗いている。

 そのハート形の亀頭を、姉さんが掃除機のパイプの先で右から左にバシッと弾いた。

「あうっ」

 久しぶりに固形物で敏感部位を触られ、つい声が出てしまった。

「ちゃんと自分で支えてろよ。そのいやらしい棒に、今からコイツを根元までぐっさりはめ込んでやるからさ」
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