526 / 659
525 地下迷宮⑲
しおりを挟む
陽の言う通りだった。
三人の目の前で、僕の陰茎が動き始めていた。
やや水平に近い位置に頭をもたげた肉色の棒。
先端に兜を被せたようなその棍棒が、あたりを睥睨するように、ゆるゆると左右に首を振り出したのである。
興奮が高まっている証拠だった。
勃起途上の陰茎ほど、卑猥なものはない。
茎の表面に青い静脈を浮き上がらせ、徐々に後退する包皮の下から薔薇色の鼻面を覗かせた長大な筋肉の棒。
縦に割れたその先っちょからいやらしい透明露を滲ませ、仮性包茎特有の恥垢の臭いをほのかに発している・・・。
「この調子なら、浣腸でもイクかもしれないわね。このクズ」
見下げ果てたと言わんばかりに姉さんが言い、ぐいとシリンダーに内筒を押し込んだ。
「アアア・・・」
か細い声で、鳴いてしまった。
まるで女の子みたいな声だ。
人肌に温められた液体が、肛門から直腸に注入され、一気に中を満たしたのだ。
「まさか、浣腸されながら絶頂に達するなんて・・・それじゃ、本物の変態ですよ」
あきれ顔の陽。
僕は赤面した。
姉さんの指摘はあながち嘘じゃない。
すでに僕は臨戦態勢に入りかけている。
この感じ方・・・。
おそらく、さっき飲まされた栄養剤を原料に、睾丸の中で精巣が精子の製造を開始したに違いない。
それにしても、百戦錬磨の男娼にも呆れられてしまうとは・・・。
翔のおかげで、僕はどこまで堕ちてしまったのだろう・・・。
「今頃わかったの? こいつと翔は究極のM男なの。楽しみにしてなさい。今にとんでもないものが見られるから」
姉さんの指が容赦なく押し子を押していく。
注射器は幼児の腕ほどもある太さだから、その中の洗浄液の量もハンパない。
腹部がムクムク膨らんでいく。
まるで中年男の下腹部のように、まん丸に。
「や、やばい・・・」
僕は涙ぐんだ。
直腸も小腸も大腸も、注入された洗浄液で、パンパンに張ってしまっている。
く、くるしい・・・。
ああ、腹が、破裂しそう…。
けれどー。
僕はこの時、猛烈に欲情していた。
腹の痛み以上に、苦しむ自分が愛おしかったのだ・・・。
三人の目の前で、僕の陰茎が動き始めていた。
やや水平に近い位置に頭をもたげた肉色の棒。
先端に兜を被せたようなその棍棒が、あたりを睥睨するように、ゆるゆると左右に首を振り出したのである。
興奮が高まっている証拠だった。
勃起途上の陰茎ほど、卑猥なものはない。
茎の表面に青い静脈を浮き上がらせ、徐々に後退する包皮の下から薔薇色の鼻面を覗かせた長大な筋肉の棒。
縦に割れたその先っちょからいやらしい透明露を滲ませ、仮性包茎特有の恥垢の臭いをほのかに発している・・・。
「この調子なら、浣腸でもイクかもしれないわね。このクズ」
見下げ果てたと言わんばかりに姉さんが言い、ぐいとシリンダーに内筒を押し込んだ。
「アアア・・・」
か細い声で、鳴いてしまった。
まるで女の子みたいな声だ。
人肌に温められた液体が、肛門から直腸に注入され、一気に中を満たしたのだ。
「まさか、浣腸されながら絶頂に達するなんて・・・それじゃ、本物の変態ですよ」
あきれ顔の陽。
僕は赤面した。
姉さんの指摘はあながち嘘じゃない。
すでに僕は臨戦態勢に入りかけている。
この感じ方・・・。
おそらく、さっき飲まされた栄養剤を原料に、睾丸の中で精巣が精子の製造を開始したに違いない。
それにしても、百戦錬磨の男娼にも呆れられてしまうとは・・・。
翔のおかげで、僕はどこまで堕ちてしまったのだろう・・・。
「今頃わかったの? こいつと翔は究極のM男なの。楽しみにしてなさい。今にとんでもないものが見られるから」
姉さんの指が容赦なく押し子を押していく。
注射器は幼児の腕ほどもある太さだから、その中の洗浄液の量もハンパない。
腹部がムクムク膨らんでいく。
まるで中年男の下腹部のように、まん丸に。
「や、やばい・・・」
僕は涙ぐんだ。
直腸も小腸も大腸も、注入された洗浄液で、パンパンに張ってしまっている。
く、くるしい・・・。
ああ、腹が、破裂しそう…。
けれどー。
僕はこの時、猛烈に欲情していた。
腹の痛み以上に、苦しむ自分が愛おしかったのだ・・・。
0
お気に入りに追加
282
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
ずっと女の子になりたかった 男の娘の私
ムーワ
BL
幼少期からどことなく男の服装をして学校に通っているのに違和感を感じていた主人公のヒデキ。
ヒデキは同級生の女の子が履いているスカートが自分でも履きたくて仕方がなかったが、母親はいつもズボンばかりでスカートは買ってくれなかった。
そんなヒデキの幼少期から大人になるまでの成長を描いたLGBT(ジェンダーレス作品)です。
お嬢様、お仕置の時間です。
moa
恋愛
私は御門 凛(みかど りん)、御門財閥の長女として産まれた。
両親は跡継ぎの息子が欲しかったようで女として産まれた私のことをよく思っていなかった。
私の世話は執事とメイド達がしてくれていた。
私が2歳になったとき、弟の御門 新(みかど あらた)が産まれた。
両親は念願の息子が産まれたことで私を執事とメイド達に渡し、新を連れて家を出ていってしまった。
新しい屋敷を建ててそこで暮らしているそうだが、必要な費用を送ってくれている以外は何も教えてくれてくれなかった。
私が小さい頃から執事としてずっと一緒にいる氷川 海(ひかわ かい)が身の回りの世話や勉強など色々してくれていた。
海は普段は優しくなんでもこなしてしまう完璧な執事。
しかし厳しいときは厳しくて怒らせるとすごく怖い。
海は執事としてずっと一緒にいると思っていたのにある日、私の中で何か特別な感情がある事に気付く。
しかし、愛を知らずに育ってきた私が愛と知るのは、まだ先の話。
性的イジメ
ポコたん
BL
この小説は性行為・同性愛・SM・イジメ的要素が含まれます。理解のある方のみこの先にお進みください。
作品説明:いじめの性的部分を取り上げて現代風にアレンジして作成。
全二話 毎週日曜日正午にUPされます。
変態村♂〜俺、やられます!〜
ゆきみまんじゅう
BL
地図から消えた村。
そこに肝試しに行った翔馬たち男3人。
暗闇から聞こえる不気味な足音、遠くから聞こえる笑い声。
必死に逃げる翔馬たちを救った村人に案内され、ある村へたどり着く。
その村は男しかおらず、翔馬たちが異変に気づく頃には、すでに囚われの身になってしまう。
果たして翔馬たちは、抱かれてしまう前に、村から脱出できるのだろうか?
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
女装とメス調教をさせられ、担任だった教師の亡くなった奥さんの代わりをさせられる元教え子の男
湊戸アサギリ
BL
また女装メス調教です。見ていただきありがとうございます。
何も知らない息子視点です。今回はエロ無しです。他の作品もよろしくお願いします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる