淫美な虜囚

ヤミイ

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500 M男たち⑩

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 祖父と実の父による、調教・・・?

 僕は我が耳を疑った。

 なんだそれは?

 そんなこと、あっていいものなのか?

「噂によると、奥方様は、この地方の経済界に名が知れ渡る程の美貌を誇る女性でしたが、その実、性格は残忍で奔放、しかも、俗な言葉で言えば、極めつけの腐女子というやつだったそうです。若いうちは旦那様の制止も聞かずお金で買ったホストなどを屋敷に呼び寄せては、秘密ルームで痴態の限りを尽くさせ、そのさまをご覧になるのを愉しんでおられたのですが、或る日、それでは飽き足らなくなり、自分専用の性奴隷を欲しがられたそうなのです。そうして、どこからかもらわれてきたのが、当時まだ12歳だった翔さまでした・・・」 

「それが翔の育ての親ってこと? 信じられない。まるでケダモノね」

「ええ、ケダモノです。しかも、ケダモノだった奥方様の意を汲むために、彼女の父親と夫が協力し合って、この少年を一人前の男娼にまで調教したというのですから、一家そろって狂ってますよね」

「どうしてその女は死んだの? 正気に返った翔に殺されたとか?」

「いいえ、そうではありません。これもうわさなのですが、あまりに卑猥な翔さまのショーを目の当たりにして、突然心臓発作を起こしたのだとか」

「つまり、今やってる、あれみたいなやつね」

「ええ。心臓の弱い方には、決して勧められる見世物じゃありません」

 確かにそうだった。
 
 ふたりの会話を聞きながらも、僕は画面から視線を逸らせない。

 そこに大写しになっているのは、バキバキに勃起し切った翔の猛々しい男性器だ。

 それを包み込む脂まみれの直腸は、壁が薄すぎてほとんど中身が透けて見えてしまっている。

 更に、極薄のコンドームみたいに腸がぴたりと貼りついているため、ペニスの凹凸はほぼそのまま浮彫りだった。

 直腸とペニスがセットになった何とも言えないそのシロモノを、獄卒が右手でむんずとつかんだ。

 つかんでおいて、直腸ごと、勃起ペニスを扱き出す。

 クチュッ! クチュクチュクチュ!

 チュプチュプチュプチュプ・・・。

 烈しい上下運動に合わせて、直腸とペニスの接合部から、飴色の脂が滲み出す。

 -アアンッ!

 逆さになった状態で、翔があまりの快楽にすすり泣く。

 そうして、時を置かずに、すぐに甲高い声で叫び出す。

 -アンアンアンアンアンアンッ!

 よく見ると、翔が逆さにされたまま落下しないのは、睾丸のつけ根を括った細い紐のせいだった。

 いつのまに括りつけられたのか―。

 一本の細いロープのようなものが、画面の外から伸びて翔の睾丸の根元を緊縛し、振り子か何かのように宙吊りにしてしまっているのである・・・。
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