488 / 667
487 色欲地獄へ⑱
しおりを挟む
「獄卒・・・。確かにそんな感じだわ」
姉さんが感心するのも無理はない。
翔をなぶりものにしているのは、身長2メートル30センチ、体重150キロはありそうな大男なのだ。
さっきまで僕を弄んでいた”こちら側”のあのハーフの巨漢がスリムに見えるほど、躰を覆う筋肉の鎧が厚い。
さらに言えば、肌の色も赤黒く、まるで赤鬼さながらだった。
翔がなまじ色白なだけに、その対照がひどく嫌らしく、淫靡に見える。
”獄卒”の下半身は画面の外にあって、見えていない。
ただ、あの体格からして、すさまじく凶暴なイチモツを股間から生やしているのはまず間違いなかった。
もしそんなもので翔が貫かれたら・・・。
野球のバット並みの巨大ペニスを肛門にねじ込まれ、裂けた穴の縁から血を噴き出す翔。
やがて長大な肉槌に裸体を貫通され、内部を圧迫されるあまり、翔は口からピンク色の内臓を吐き出して・・・。
狂気のような男根で串刺しにされるその翔のイメージは、おそろしく煽情的だった。
おぞましい幻想に囚われ、僕は息を荒くする。
無意識に乳首を弄り出した手を、あわてて止めた。
危なかった。
射精直後でなければ、また逝ってしまうところだったのだ。
翔の白い肌を、赤鬼の赤黒い手が蹂躙する。
あれが地獄の門番ならば、翔を待ち受けているのは”死”だ。
陽がいつか言ったように、絶頂の中で迎える涅槃の”死”。
今僕らが目の当たりにしているのは、おそらくそのファーストステップとでもいうべきシーンなのだろう。
ただ、不穏なのは、『計画変更』なる司会者の言葉だった。
そして、画面の中から僕に向かって投げかけられた、誘うような翔の一言・・・。
どうやら次のステージには、この僕も招待されているらしい。
僕の思いをよそに、画面の中では凌辱が次の段階を迎えていた。
獄卒が、右手でペニスを掴み、左手に睾丸を握って、翔の躰を逆さ吊りにしている。
さっきと同じように、両腕と両足を垂らして、逆Uの字の形に吊り下げられた全裸の美青年。
たび重なる虐待にもかかわらず、その顔には真のM男特有の恍惚とした表情が浮かんでいる。
その切れ長の瞳が驚愕に見開かれたのは、次の瞬間だった。
獄卒が、”二か所”だけを握って、翔の裸体を上下に烈しくシェイクし始めたのだ。
ジュボジュボジュボジュボ・・・。
響く粘液の音。
コリコリコリコリ・・・。
揉みしだかれる睾丸袋の中で、アーモンド形の硬い精巣がぶつかり合う音が、小気味よくそこに唱和する。
ガクンガクンガクン。
-ハアアアアアアッ!
空中で弾む翔の裸体から、飛沫のように汗とよだれと先走り汁が飛び散った。
姉さんが感心するのも無理はない。
翔をなぶりものにしているのは、身長2メートル30センチ、体重150キロはありそうな大男なのだ。
さっきまで僕を弄んでいた”こちら側”のあのハーフの巨漢がスリムに見えるほど、躰を覆う筋肉の鎧が厚い。
さらに言えば、肌の色も赤黒く、まるで赤鬼さながらだった。
翔がなまじ色白なだけに、その対照がひどく嫌らしく、淫靡に見える。
”獄卒”の下半身は画面の外にあって、見えていない。
ただ、あの体格からして、すさまじく凶暴なイチモツを股間から生やしているのはまず間違いなかった。
もしそんなもので翔が貫かれたら・・・。
野球のバット並みの巨大ペニスを肛門にねじ込まれ、裂けた穴の縁から血を噴き出す翔。
やがて長大な肉槌に裸体を貫通され、内部を圧迫されるあまり、翔は口からピンク色の内臓を吐き出して・・・。
狂気のような男根で串刺しにされるその翔のイメージは、おそろしく煽情的だった。
おぞましい幻想に囚われ、僕は息を荒くする。
無意識に乳首を弄り出した手を、あわてて止めた。
危なかった。
射精直後でなければ、また逝ってしまうところだったのだ。
翔の白い肌を、赤鬼の赤黒い手が蹂躙する。
あれが地獄の門番ならば、翔を待ち受けているのは”死”だ。
陽がいつか言ったように、絶頂の中で迎える涅槃の”死”。
今僕らが目の当たりにしているのは、おそらくそのファーストステップとでもいうべきシーンなのだろう。
ただ、不穏なのは、『計画変更』なる司会者の言葉だった。
そして、画面の中から僕に向かって投げかけられた、誘うような翔の一言・・・。
どうやら次のステージには、この僕も招待されているらしい。
僕の思いをよそに、画面の中では凌辱が次の段階を迎えていた。
獄卒が、右手でペニスを掴み、左手に睾丸を握って、翔の躰を逆さ吊りにしている。
さっきと同じように、両腕と両足を垂らして、逆Uの字の形に吊り下げられた全裸の美青年。
たび重なる虐待にもかかわらず、その顔には真のM男特有の恍惚とした表情が浮かんでいる。
その切れ長の瞳が驚愕に見開かれたのは、次の瞬間だった。
獄卒が、”二か所”だけを握って、翔の裸体を上下に烈しくシェイクし始めたのだ。
ジュボジュボジュボジュボ・・・。
響く粘液の音。
コリコリコリコリ・・・。
揉みしだかれる睾丸袋の中で、アーモンド形の硬い精巣がぶつかり合う音が、小気味よくそこに唱和する。
ガクンガクンガクン。
-ハアアアアアアッ!
空中で弾む翔の裸体から、飛沫のように汗とよだれと先走り汁が飛び散った。
0
お気に入りに追加
288
あなたにおすすめの小説
こども病院の日常
moa
キャラ文芸
ここの病院は、こども病院です。
18歳以下の子供が通う病院、
診療科はたくさんあります。
内科、外科、耳鼻科、歯科、皮膚科etc…
ただただ医者目線で色々な病気を治療していくだけの小説です。
恋愛要素などは一切ありません。
密着病院24時!的な感じです。
人物像などは表記していない為、読者様のご想像にお任せします。
※泣く表現、痛い表現など嫌いな方は読むのをお控えください。
歯科以外の医療知識はそこまで詳しくないのですみませんがご了承ください。
身体検査
RIKUTO
BL
次世代優生保護法。この世界の日本は、最適な遺伝子を残し、日本民族の優秀さを維持するとの目的で、
選ばれた青少年たちの体を徹底的に検査する。厳正な検査だというが、異常なほどに性器と排泄器の検査をするのである。それに選ばれたとある少年の全記録。
ある少年の体調不良について
雨水林檎
BL
皆に好かれるいつもにこやかな少年新島陽(にいじまはる)と幼馴染で親友の薬師寺優巳(やくしじまさみ)。高校に入学してしばらく陽は風邪をひいたことをきっかけにひどく体調を崩して行く……。
BLもしくはブロマンス小説。
体調不良描写があります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる