478 / 661
477 色欲地獄へ⑧
しおりを挟む
陽が傍らに立つと、司会者の視線が戸惑うように揺れるのがわかった。
無理もない。
ここではショーの黒子の片割れに過ぎない陽だが、元はと言えば男性専門のホストなのである。
その肢体はスレンダーながらも蠱惑的で、少年ぽっさを残した顔はよく見るとアイドル並みの美形ときている。
翔ほどのカリスマ性はないけれど、夜の世界ではそれなりに人気者であるに違いない。
一人だけ白いスーツの上下を着た司会者が、たまりかねたように右手を伸ばし、猛り立つ陽の恥棒に触れるのが見えた。
気づいているはずなのに陽は何の反応も示さず、慣れた手つきでキーボードを操作する。
相手が抵抗しないことに勇気を得たのか、頬を真っ赤に染めて司会者が陽の紐水着の下から肉棒を引き出した。
びよ~ん。
引きずり出された肉棒が、跳ね上がるように斜め上を指す。
僕のとも翔のとも違う形状のその器官は、先の鋭いペンシル型ミサイルに似ていた。
「これでどうですか?」
捜査が終わったのか、陽がくるりとノートパソコンを回して、モニター画面を僕らに向けた。
司会者にナマでペニスを扱かれているにもかかわらず、平然とした顔つきをしている。
さすが、日頃から愛撫に慣れているプロの男娼だ。
「いいんじゃない?」
画面に目を凝らし、丸見えの乳白色の下乳の下で腕を組んだ姉さんがうなずいた。
PCの画面に映るのは、ちょうど僕らのいる円テーブルのあたりだった。
「誰かコイツを翔からよく見えるようにしてやって」
姉さんが僕を顎でしゃくって誰にともなくそう言うと、
「俺らに任せな」
先ほどの角刈り男が白人ハーフの巨漢を従え、歩み出て僕の両側に立つ。
「せーの!」
両方のしりっぺたと内腿をそれぞれの両手で掴まれたかと思うと、次の瞬間、かけ声とともに、持ち上げられた。
V字開脚の姿勢で、躰が軽々と宙に浮く。
そのまま円テーブルの上に載せられ、更に足を両側に広げられると、
ぶるん、ぶるん。
肉でできた野球のバットのような僕の恥ずかしい勃起器官が、観客たちの視線を一身に浴び、烈しく揺れ動いた。
無理もない。
ここではショーの黒子の片割れに過ぎない陽だが、元はと言えば男性専門のホストなのである。
その肢体はスレンダーながらも蠱惑的で、少年ぽっさを残した顔はよく見るとアイドル並みの美形ときている。
翔ほどのカリスマ性はないけれど、夜の世界ではそれなりに人気者であるに違いない。
一人だけ白いスーツの上下を着た司会者が、たまりかねたように右手を伸ばし、猛り立つ陽の恥棒に触れるのが見えた。
気づいているはずなのに陽は何の反応も示さず、慣れた手つきでキーボードを操作する。
相手が抵抗しないことに勇気を得たのか、頬を真っ赤に染めて司会者が陽の紐水着の下から肉棒を引き出した。
びよ~ん。
引きずり出された肉棒が、跳ね上がるように斜め上を指す。
僕のとも翔のとも違う形状のその器官は、先の鋭いペンシル型ミサイルに似ていた。
「これでどうですか?」
捜査が終わったのか、陽がくるりとノートパソコンを回して、モニター画面を僕らに向けた。
司会者にナマでペニスを扱かれているにもかかわらず、平然とした顔つきをしている。
さすが、日頃から愛撫に慣れているプロの男娼だ。
「いいんじゃない?」
画面に目を凝らし、丸見えの乳白色の下乳の下で腕を組んだ姉さんがうなずいた。
PCの画面に映るのは、ちょうど僕らのいる円テーブルのあたりだった。
「誰かコイツを翔からよく見えるようにしてやって」
姉さんが僕を顎でしゃくって誰にともなくそう言うと、
「俺らに任せな」
先ほどの角刈り男が白人ハーフの巨漢を従え、歩み出て僕の両側に立つ。
「せーの!」
両方のしりっぺたと内腿をそれぞれの両手で掴まれたかと思うと、次の瞬間、かけ声とともに、持ち上げられた。
V字開脚の姿勢で、躰が軽々と宙に浮く。
そのまま円テーブルの上に載せられ、更に足を両側に広げられると、
ぶるん、ぶるん。
肉でできた野球のバットのような僕の恥ずかしい勃起器官が、観客たちの視線を一身に浴び、烈しく揺れ動いた。
0
お気に入りに追加
282
あなたにおすすめの小説
双葉病院小児病棟
moa
キャラ文芸
ここは双葉病院小児病棟。
病気と闘う子供たち、その病気を治すお医者さんたちの物語。
この双葉病院小児病棟には重い病気から身近な病気、たくさんの幅広い病気の子供たちが入院してきます。
すぐに治って退院していく子もいればそうでない子もいる。
メンタル面のケアも大事になってくる。
当病院は親の付き添いありでの入院は禁止とされています。
親がいると子供たちは甘えてしまうため、あえて離して治療するという方針。
【集中して治療をして早く治す】
それがこの病院のモットーです。
※この物語はフィクションです。
実際の病院、治療とは異なることもあると思いますが暖かい目で見ていただけると幸いです。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
こども病院の日常
moa
キャラ文芸
ここの病院は、こども病院です。
18歳以下の子供が通う病院、
診療科はたくさんあります。
内科、外科、耳鼻科、歯科、皮膚科etc…
ただただ医者目線で色々な病気を治療していくだけの小説です。
恋愛要素などは一切ありません。
密着病院24時!的な感じです。
人物像などは表記していない為、読者様のご想像にお任せします。
※泣く表現、痛い表現など嫌いな方は読むのをお控えください。
歯科以外の医療知識はそこまで詳しくないのですみませんがご了承ください。
身体検査
RIKUTO
BL
次世代優生保護法。この世界の日本は、最適な遺伝子を残し、日本民族の優秀さを維持するとの目的で、
選ばれた青少年たちの体を徹底的に検査する。厳正な検査だというが、異常なほどに性器と排泄器の検査をするのである。それに選ばれたとある少年の全記録。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる