淫美な虜囚

ヤミイ

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442 孕ませたい①

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「いい感じですね。この調子でもっと回転を速めましょう」

 陽は容赦ない。

「アアアッ、アアア~ン!」

 すごい力で乳首を引っ張られ、僕はすすり泣く。

 躰が回ると同時に、

 -イ、イイッ!

 翔の叫び声をBGMにして、肛門から愛液が飛び散った。

 翔の肛門に根元まで茎を差し込み、周辺の括約筋を凸凹した海綿体に纏いつかせながらヌルヌルと回る僕。

 反り返らせた薄い胸では、陽の手から姉さんの手へと、僕の乳首がバトンタッチされていく。

「ト、トレチャウウウッ!」

 梱包された荷物の形でひくついた。

 下腹に筋肉が浮き上がり、荒波のように波打った。

 達磨状態で勃起ペニスだけを突出させたこの体位は、とてもいやらしく、我ながら陶酔してしまう。

 それは受け入れる側の翔の姿もそうだった。

 両手で両の太腿を胸に引き寄せ、腰を上げて肛門を真上に曝け出した翔。

 その股間からまっすぐのびる特大の男根の先っちょには、刺さった尿道スティックの柄が突き出ている。

 反り返る極太の肉バナナの先端はその美しい顏の下顎まで届き、首筋に透明な前駆液を垂らしていた。

 翔ほどの美青年のここまで恥ずかしい姿は、そうそう見られるものじゃない。

 しかもステージの天井には巨大なスクリーンが設置され、僕に犯され悶えまくる翔の痴態が大写しになっている。

 ベッドと水平に、V字形に伸ばした両脚。

 その中心を縦に分割する三本目の脚さながらに長く太い勃起男性器。

 海綿体の鎧で覆われたその筋肉の棒状器官の下から僕を見上げる何かを訴えかけるような眼。

 それはまるで、僕のエキスを待ち望む淫売孕ませ女のそれだった。

「アアアンッ、アアアアアアアアッ!」

 回されながら、僕は叫ぶ。

「お、お願い・・・」

 すすり泣きながら、哀願する。

「だ、出させて・・・」

「まだですよ」

 意地悪く答えたのは陽だった。

「これで済むと思ったら、大間違いですからね。さあ、陰、早く上下動を」

 陽に急かされ、魅入られたように僕らのセックスを注視していた弟の陰が、我に返ってこくんとうなずいた。

 
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