淫美な虜囚

ヤミイ

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438 咽び泣く人肉ドリル⑰

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 そんな…。

 僕は蒼ざめた。

 一往復、一秒。

 ありえない。

 そんなスピードでピストン運動させられたら、僕のチンポが・・・。

 だが。

 僕にはもう、どうすることもできないのだった。

 死んだ蜘蛛のように四肢を背中側に折り畳まれ、腰の所でひとまとめに緊縛されて天井のレールからロープ一本で吊るされ、真下に向けてペニスだけを突き出した人肉ドリルの僕にはー。

 抗議の声を上げる暇もなかった。

 次の一瞬、躰がすごい勢いで引き上げられたかと思うと、すぐに落下した。

 ズブッ。

 粘液の音。

 ーアアンッ!

 僕に貫かれ、翔がか細い悲鳴を上げる。

 翔の直腸を存分に味わう間も与えられずー。

 チンポ全体が引き抜かれるような感覚とともに、また上昇する僕。

 そして、落下。

 ズブズブズブッ!

「アアアアッ!」

 いったん亀頭を覆い尽くした包皮がまたぞろめくれる快感に、僕は叫ばずにはいられない。

 ヌルリッ。

 翔の窮屈な肛門の中で丸出しになる僕の敏感亀頭。

「アア、アア、アアア・・・」

 先っちょが、ゴムみたいな塊にめり込んでー。

 -キャンッ!

 掴んだ両手で両脚を限界まで広げて、翔が僕を受け容れる。

 貫かれるたびに眉間に縦じわを寄せ、口をOの字の形に開いて舌先を閃かせる。

 ああ、翔、君ってやつは、なんてエロいんだ・・・。

 その表情を堪能する余裕もなく、即座にまた、エレベーターのように躰が真上の方向に引き上げられー。

 ズンッ。

 ズボッ。

 グチュッ。

 -キャウッ!

「ひいいっ」

 -アアアア・・・イ、イイ…。

 僕の全身ピストン運動は止まらない。

 しかも、僕も翔も、陰部を綺麗に剃毛しているから、陰茎と肛門の密着感が半端ない。

 ジュブジュブジュブ。

 掘り返される翔の肛門。

 やがて音が、

 チャプチャプチャプ・・・。

 たっぷりと溜まった液体を掻き回すような響きに変わってきた。

 目玉だけ動かして下を見下ろすと、僕を呑み込んだ翔の穴から透明な汁が滾々と湧き出てきている。

 更に―。

「はうううっ!」

 挿入以外の新たな感触が加わり、僕はめくるめく快感に意識が飛びそうになる。

 真上を向いた翔の股間にうずくまる大きな丸い睾丸。

 そこに、僕の精液で充満した睾丸が、ピストン運動のたびにぶつかるのだー。 
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