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402 肉欲世界の中心で②
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姉さんがはずしたのは、髪を止めていたゴムだった。
キューティクル感あふれるサラサラの髪が揺れて裸の背中に流れ、ふわりとシャンプーの香りが広がった。
「それでペニスの根元を? でも、うまくいきますかね」
姉さんの手にしたものを見て陽が言う。
「ペニスのつけ根を緊縛したくらいでは、無理でしょうね」
仰臥した僕の脇にかがみこみ、姉さんが答えた。
親指と中指で輪を広げ、ゴムの伸び具合を確かめている。
「そうなんです。実をいうと、僕もやってみたことがありますが・・・それだと、精液、漏れちゃうんですよ」
悪戯を見つかった子供のように、ペロッと舌を出して陽が言う。
「知ってる。あたしも巧のチンポで試したことがあるから」
僕は姉さんに勃起陰茎の根元を紐で縛られた時のことを思い出した。
そうだ。
あの時、結局紐はほとんど役に立たなかったのだ。
「縛るならどこがいいかなあ。あるいは茎、それとも雁首の下ですかね」
姉さんの向かい側にしゃがみ込み、僕の勃起した生殖器官を眺めながら陽が首を傾げた。
「わからない? ここよ」
口元に微かな笑みを浮かべ、姉さんが指し示したのは、意外な場所だった。
「睾丸、ですか?」
呆気にとられたように陽が言い、猛り立った僕の肉棒を指で抓んで持ち上げた。
太くて長い肉棒の陰から現れたのは、まん丸に膨らんだタコ焼きそっくりの睾丸である。
「精液の製造工場はこの袋でしょ? 中のこのコリコリしたアーモンドみたいな器官」
姉さんが袋を手に取って、軽く揉む。
「アアッ」
突然の快感に、ついついうめいてしまう僕。
「いわゆる精巣と呼ばれる部位ですね」
「そう。だったら、ここから尿道に行かないよう、袋の口を縛っちゃえばいい」
握った袋を引っ張る姉さん。
「アッ! アッ!」
また、鳴いてしまった。
「また感じてるよ。この奴隷」
ここまでくるともう、姉さんの侮蔑の言葉まで、耳に心地よい。
「ほうら、どこまで伸びるのかしら?」
ぎゅうっと伸びたふたつの”タコ焼き”状の袋は、千切れる前に紐状の皮一枚でかろうじて会陰部とつながった。
キューティクル感あふれるサラサラの髪が揺れて裸の背中に流れ、ふわりとシャンプーの香りが広がった。
「それでペニスの根元を? でも、うまくいきますかね」
姉さんの手にしたものを見て陽が言う。
「ペニスのつけ根を緊縛したくらいでは、無理でしょうね」
仰臥した僕の脇にかがみこみ、姉さんが答えた。
親指と中指で輪を広げ、ゴムの伸び具合を確かめている。
「そうなんです。実をいうと、僕もやってみたことがありますが・・・それだと、精液、漏れちゃうんですよ」
悪戯を見つかった子供のように、ペロッと舌を出して陽が言う。
「知ってる。あたしも巧のチンポで試したことがあるから」
僕は姉さんに勃起陰茎の根元を紐で縛られた時のことを思い出した。
そうだ。
あの時、結局紐はほとんど役に立たなかったのだ。
「縛るならどこがいいかなあ。あるいは茎、それとも雁首の下ですかね」
姉さんの向かい側にしゃがみ込み、僕の勃起した生殖器官を眺めながら陽が首を傾げた。
「わからない? ここよ」
口元に微かな笑みを浮かべ、姉さんが指し示したのは、意外な場所だった。
「睾丸、ですか?」
呆気にとられたように陽が言い、猛り立った僕の肉棒を指で抓んで持ち上げた。
太くて長い肉棒の陰から現れたのは、まん丸に膨らんだタコ焼きそっくりの睾丸である。
「精液の製造工場はこの袋でしょ? 中のこのコリコリしたアーモンドみたいな器官」
姉さんが袋を手に取って、軽く揉む。
「アアッ」
突然の快感に、ついついうめいてしまう僕。
「いわゆる精巣と呼ばれる部位ですね」
「そう。だったら、ここから尿道に行かないよう、袋の口を縛っちゃえばいい」
握った袋を引っ張る姉さん。
「アッ! アッ!」
また、鳴いてしまった。
「また感じてるよ。この奴隷」
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「ほうら、どこまで伸びるのかしら?」
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