淫美な虜囚

ヤミイ

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401 肉欲世界の中心で①

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「ここに寝て」

 陽が僕を導いたのは、ベッドの上だった。

「翔さまの真下に、ここがくるように」

 そうささやいて、さりげなく触れてきた。

「アッ」

 カチコチに勃起した陰茎を手の甲でひと撫でされて、甘い声を上げる僕。

 翔に加えられる凌辱の数々。

 それを眺めているだけで、またぞろ陰茎に血液が集中し、僕はいつでも出せる状態になっている。

「こ、こう?」

 言われるままに、ベッドに仰臥する。

 ぶるんっ。

 寝そべる瞬間、股間の中心で、たわわに実ったバナナが揺れた。

 手を伸ばせば届く距離に、肌色の物体がぶら下がっている。

 言うまでもない。

 四肢を頭上に縛り上げられ、生きるトルソと化した翔である。

 翔さまの真下に、”ここ”がくるように・・・。

 陽の言葉を思い出し、位置を調節する。

 この、直立する、獰猛極まりない、兜をかぶった肉の器官・・・。

 もはや、その意図は明らかだった。

 早鐘のように高鳴る僕の心臓。

 目を凝らすと、それが見えてきた。

 洋梨形の翔の裸体。

 突き出た尻は二つに割れ、限界まで押し広げられた渓谷の底に、濡れ光る赤い穴が露出している。

 縁が、ひくついていた。

 まるで、二枚貝の外套膜のように。

 その穴から突き出ているのは、アナルパールの先端だ。

 翔は肛門から透明な汁を滲ませ、銀色のアナルパールをドロドロにしている。

「このままじゃ、やばいかもね」

 僕の股間を横からのぞき込み、心配そうに陽が言った。

「このチンポ、あんまり長くはもたなさそう」

 吐息が火照った肉茎にかかり、僕はぎゅっと目をつぶる。

「はっ」
 
 と、姉さんが呆れたように息を吐いた。

「何度射精すれば気が済むの? まったく絶倫にもほどがあるわ、このクソ性奴隷」

「ははは、確かに」

 愉快そうに笑う陽。

「でも今は、このチンポが必要なんです。サイズ的にぴったりなので。まずは射精を遅らせる算段を講じないと」

「尿道スティックはもうないの?」

「あいにく、ここには翔さまに挿入した一本だけしか」

「しょうがないわね」

 ため息混じりに、姉さんが後頭部に手をやった。

「じゃあ、不完全だけど、これでやってみる?」

 
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