淫美な虜囚

ヤミイ

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384 全裸イケメン公開処刑④

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「ウウウ・・・。ゆ、ゆっくり・・・頼む・・・。ここで僕が逝っちゃったら、なんにもならないからね」

 弟に向けて股倉を開き、苦しげに陽が言う。

 陰は陽の勃起ペニスの雁首の下を左手で握り、右手の指で黒光りする極細の”針”をつまんで引き出している。

「あれは、尿道スティック・・・。間違いない」

 陽の尿道口から引き出される物体に目を凝らし、姉さんが言う。

「よくあんなのを入れっぱなしでいられたわね」

 そういえば、と今更ながらに思う。

 陽は最初からハイテンションで、ギンギンに勃起していた。

 なのに、僕らのチームの中で、彼だけがまだ一度も性的な攻めを受けていないし、性器を使用してもいない。

 さっき僕のお尻を犯していたのも弟の陰のほうだったし、陽には自前のペニスを使えないわけがあったのだ。

 クチュッ。

 ジュブジュブジュブッ。

 下品な粘液の音を立てながら、陰が器具を引き抜いた。

 ハアハアハア・・・。

 陽が荒い息を吐く。
 
「ああ、危なかった。もう少しで、漏らすとこだったよ」

 少し落ち着くと、苦笑しながら頭を掻いた。

 その陽に、無言で器具を渡す陰。

 陽の尿道から取り出されたスティックは、透明な体液でぬらぬらと光沢を放っている。

「これでやっと、ふたつそろいました」

 立ち上がり、少しふらつきながら僕らのほうにやってくると、陽が両手を突き出した。

 手のひらの上に乗っているのは、弟の陰の肛門から取り出したアナルパールと、自分の尿道から引きずり出した尿道スティックのふたつである。

「君はそれを翔に使えと、そう言いたいのよね?」

 姉さんがニタリと口角を吊り上げ、翔の肛門から抜き出した人差し指を赤い唇でじゅるりと舐めた。



 
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