淫美な虜囚

ヤミイ

文字の大きさ
上 下
378 / 659

377 絡み合う裸体、迸る熱い液⑰

しおりを挟む
「まだ全然だめね。このチンポ、ふにゃふにゃじゃない」

 僕から奪い取った翔の男根を左手で握りしめ、姉さんが吐き捨てる。

 兜をかぶった翔の肉棒は、姉さんの手から飛び出して、死んだ古代生物か何かのように首をうなだれている。

 それをぶるんぶるんと揺すって振る姉さん。

 ペタンペタンと翔の大きな亀頭の裏が姉さんの手の甲を打つ。

「まあいいわ。すぐに気持ちよくしてやるから」

 男根を引っ張って睾丸を引きずり上げ、再び肛門を衆人環視の目に晒すと、姉さんは早速クチュクチュを再開した。

 右手の人差し指を、正面を向いて開いた肛門に突っ込み、出し入れし始めたのである。

 綺麗に脱毛しているため、翔の股間から会陰部にかけてはいやらしいほど丸見えだ。

 両脚を開いているから左右に引っ張られ、桃のような尻肉もふたつに割れてしまっている。

 そのはざまで蠢動する白魚のような指。

 クチュクチュクチュクチュ…。

 響き渡る粘液の音。

 -アアア・・・ダメ・・・。

 ロープで吊るされた右足を垂直に上げて左足一本で立ち、客席に向けて肛門を露呈した姿勢で翔がうめく。

 鮑の形の肛門がひくひく息づき、周囲の肉襞が湿った音を立てて姉さんの指に絡みつく。

 真ん中のすぼんだ孔状だった肛門が、今やイソギンチャクに変わろうとしているかのように口を尖らせている。

 肉襞の隙間から溢れる白濁液。

 裸身を反り返らせているせいで真上を向いた翔の平らな腹には腹筋が盛り上がり、烈しく上下に波打っている。

 バレリーナのごとくほぼ180度に上下に伸びた両足の太腿にも、縄を束ねたみたいな筋肉が浮き上がっていた。

 左手で陰茎を握り、右手で肛門を責める姉さん自身、さすがに欲情しているらしく、紐水着の脇から覗く横乳がパンパンに張ってその頂で乳首が勃ち、今にも突き破らんばかりに布を押し上げているのがわかる。

 水着のデルタゾーンが黒ずんでいるのは、性器から愛液が滲んでいるのかもしれなかった。

 無理もない。

 長い間、隠れ腐女子として二次元で生きてきた姉さんが、今は僕と翔という肉体を備えた三次元の玩具を手に入れ、その裸体を思う存分弄ぶことで理想の世界に生きているのである。

「何ボーっと見てるのよ。あんたはあんたの作業をなさい」

 姉さんに一喝され、僕は言われた通り、自分の作業に専念することにした。

 のけぞった症の胸に顔を近づける。

 広い胸板の上で、乳首が勃ちかけているのがわかった。

 まず右だ。

 唾を溜め、右の乳頭狙って、数滴落とす。

 そして左。

 翔の胸を唾液でベタベタにすると、僕はおもむろに両手を突き出した。

 手のひらを広げ、乳首すれすれの位置で止めてやる。

 そうしておいて、両の手のひらを、翔の胸板の上で円を描くように水平に動かした。

 手のひらの凸凹に過敏になった乳頭が触れた瞬間、

 -アウッ!

 翔が喉の奥で叫んでピクンと躰を震わせた。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

校長室のソファの染みを知っていますか?

フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。 しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。 座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

支配された捜査員達はステージの上で恥辱ショーの開始を告げる

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

性的イジメ

ポコたん
BL
この小説は性行為・同性愛・SM・イジメ的要素が含まれます。理解のある方のみこの先にお進みください。 作品説明:いじめの性的部分を取り上げて現代風にアレンジして作成。 全二話 毎週日曜日正午にUPされます。

僕は肉便器 ~皮をめくってなかをさわって~ 【童貞新入社員はこうして開発されました】

ヤミイ
BL
新入社員として、とある企業に就職した僕。希望に胸を膨らませる僕だったが、あろうことか、教育係として目の前に現れたのは、1年前、野外で僕を襲い、官能の淵に引きずり込んだあの男だった。そして始まる、毎日のように夜のオフィスで淫獣に弄ばれる、僕の爛れた日々…。

変態村♂〜俺、やられます!〜

ゆきみまんじゅう
BL
地図から消えた村。 そこに肝試しに行った翔馬たち男3人。 暗闇から聞こえる不気味な足音、遠くから聞こえる笑い声。 必死に逃げる翔馬たちを救った村人に案内され、ある村へたどり着く。 その村は男しかおらず、翔馬たちが異変に気づく頃には、すでに囚われの身になってしまう。 果たして翔馬たちは、抱かれてしまう前に、村から脱出できるのだろうか?

小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話

矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」 「あら、いいのかしら」 夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……? 微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。 ※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。 ※小説家になろうでも同内容で投稿しています。 ※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。

オムツの取れない兄は妹に

rei
大衆娯楽
おねしょをしてしまった主人公の小倉莉緒が妹の瑞希におむつを当てられ、幼稚園に再入園させられてしまう恥辱作品。

処理中です...