341 / 659
340 リアルラブドール・翔①
しおりを挟む
束の間、ざわめきが大きくなった。
司会者の呼びかけに応えて、次のチームが現れたのだ。
舞台に設置されたキングサイズのベッド。
その中央に全裸で身を横たえ、翔が喘いでいる。
老人たちに股間を汚した精液を舐め取られ、ようやく解放されたものの、まだ快楽の余韻に浸っているのだ。
その淫らなアドニスのもとに、四つの黒い影が近づいていく。
「これは・・・」
姉さんが、僕の乳首を弄る手を止めて、喉の奥でうめくようにつぶやいた。
「手強そうですね」
下のほうから声がしたのは、僕の性器を離した陽が顔を上げたからだ。
陽はすっかり僕の精液を飲んでしまっていた。
それこそ、一滴も零さずに。
唇の端についた残滓を更に舌先でぺろりと舐めてとると、目を前方に向け、言ったのだ。
「参加者の中では、おそらく最強だ。もちろん、僕らを除いてだけど」
陽と姉さんの懸念はわかった。
新たに登場した四人組は、身長の差こそあれ、誰もが筋骨隆々とした逞しい壮年男性たちなのである。
下は40代から上は60代前半くらいだろうか。
他の参加者に比べて四人とも明らかに若く、体格もいい。
その証拠に、四人の紐水着は、どれもVゾーンが極限まで膨らみ、陰部との間にすき間を作っている。
つまり、それだけ勃起した陰茎がたくましく大きいというわけだ。
あの陰茎で貫かれたら…。
想像するだけでぞくぞくする。
翔はどんな反応を示すだろう。
ただでさえ緩い翔の肛門は、いったいどうなってしまうのか。
「でも、大丈夫だろう。翔は、もう二回も射精させられてるし」
放出後の賢者タイムの気だるさに浸りながら、自分に言い聞かせるように、僕は言った。
「だって二回とも、終了になったのは、参加者じゃなくて、翔が出しちゃったからじゃないか」
「だから逆に心配なのよ」
僕の右乳首を最後にひとひねりしてから指を離し、姉さんが答えた。
「どういうこと?」
「翔がなかなか漏らさない分、プレイが長引くんじゃないかってこと。あの四人がどんな嗜好の持ち主かはわからないけれど、なんかみんな精力絶倫って気がするし、おそらく翔のやつ、気絶するまで嬲られるんじゃないかしら」
「気絶するまで…?」
うなじの産毛がぞわりとした。
イカされ続けて気を失う翔の姿、ぜひ見てみたい。
射精直後だというのに、躰の芯からまたぞろ性欲が湧き上がるのがわかった。
翔のことを考えると、僕の性欲は際限がなくなってしまうのだ。
「いいですね」
姉さんの言葉に、萎えかかった僕の男性器に、伸ばした包皮を被せ直しながら、陽が笑った。
「僕らはそれを参考に最後の仕上げをするだけです。なんとしてでも勝利を勝ち取り、次のステージに進むために」
司会者の呼びかけに応えて、次のチームが現れたのだ。
舞台に設置されたキングサイズのベッド。
その中央に全裸で身を横たえ、翔が喘いでいる。
老人たちに股間を汚した精液を舐め取られ、ようやく解放されたものの、まだ快楽の余韻に浸っているのだ。
その淫らなアドニスのもとに、四つの黒い影が近づいていく。
「これは・・・」
姉さんが、僕の乳首を弄る手を止めて、喉の奥でうめくようにつぶやいた。
「手強そうですね」
下のほうから声がしたのは、僕の性器を離した陽が顔を上げたからだ。
陽はすっかり僕の精液を飲んでしまっていた。
それこそ、一滴も零さずに。
唇の端についた残滓を更に舌先でぺろりと舐めてとると、目を前方に向け、言ったのだ。
「参加者の中では、おそらく最強だ。もちろん、僕らを除いてだけど」
陽と姉さんの懸念はわかった。
新たに登場した四人組は、身長の差こそあれ、誰もが筋骨隆々とした逞しい壮年男性たちなのである。
下は40代から上は60代前半くらいだろうか。
他の参加者に比べて四人とも明らかに若く、体格もいい。
その証拠に、四人の紐水着は、どれもVゾーンが極限まで膨らみ、陰部との間にすき間を作っている。
つまり、それだけ勃起した陰茎がたくましく大きいというわけだ。
あの陰茎で貫かれたら…。
想像するだけでぞくぞくする。
翔はどんな反応を示すだろう。
ただでさえ緩い翔の肛門は、いったいどうなってしまうのか。
「でも、大丈夫だろう。翔は、もう二回も射精させられてるし」
放出後の賢者タイムの気だるさに浸りながら、自分に言い聞かせるように、僕は言った。
「だって二回とも、終了になったのは、参加者じゃなくて、翔が出しちゃったからじゃないか」
「だから逆に心配なのよ」
僕の右乳首を最後にひとひねりしてから指を離し、姉さんが答えた。
「どういうこと?」
「翔がなかなか漏らさない分、プレイが長引くんじゃないかってこと。あの四人がどんな嗜好の持ち主かはわからないけれど、なんかみんな精力絶倫って気がするし、おそらく翔のやつ、気絶するまで嬲られるんじゃないかしら」
「気絶するまで…?」
うなじの産毛がぞわりとした。
イカされ続けて気を失う翔の姿、ぜひ見てみたい。
射精直後だというのに、躰の芯からまたぞろ性欲が湧き上がるのがわかった。
翔のことを考えると、僕の性欲は際限がなくなってしまうのだ。
「いいですね」
姉さんの言葉に、萎えかかった僕の男性器に、伸ばした包皮を被せ直しながら、陽が笑った。
「僕らはそれを参考に最後の仕上げをするだけです。なんとしてでも勝利を勝ち取り、次のステージに進むために」
0
お気に入りに追加
282
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
【R-18】♡喘ぎ詰め合わせ♥あほえろ短編集
夜井
BL
完結済みの短編エロのみを公開していきます。
現在公開中の作品(随時更新)
『異世界転生したら、激太触手に犯されて即堕ちしちゃった話♥』
異種姦・産卵・大量中出し・即堕ち・二輪挿し・フェラ/イラマ・ごっくん・乳首責め・結腸責め・尿道責め・トコロテン・小スカ
受け付けの全裸お兄さんが店主に客の前で公開プレイされる大人の玩具専門店
ミクリ21 (新)
BL
大人の玩具専門店【ラブシモン】を営む執事服の店主レイザーと、受け付けの全裸お兄さんシモンが毎日公開プレイしている話。
【R-18】クリしつけ
蛙鳴蝉噪
恋愛
男尊女卑な社会で女の子がクリトリスを使って淫らに教育されていく日常の一コマ。クリ責め。クリリード。なんでもありでアブノーマルな内容なので、精神ともに18歳以上でなんでも許せる方のみどうぞ。
お嬢様、お仕置の時間です。
moa
恋愛
私は御門 凛(みかど りん)、御門財閥の長女として産まれた。
両親は跡継ぎの息子が欲しかったようで女として産まれた私のことをよく思っていなかった。
私の世話は執事とメイド達がしてくれていた。
私が2歳になったとき、弟の御門 新(みかど あらた)が産まれた。
両親は念願の息子が産まれたことで私を執事とメイド達に渡し、新を連れて家を出ていってしまった。
新しい屋敷を建ててそこで暮らしているそうだが、必要な費用を送ってくれている以外は何も教えてくれてくれなかった。
私が小さい頃から執事としてずっと一緒にいる氷川 海(ひかわ かい)が身の回りの世話や勉強など色々してくれていた。
海は普段は優しくなんでもこなしてしまう完璧な執事。
しかし厳しいときは厳しくて怒らせるとすごく怖い。
海は執事としてずっと一緒にいると思っていたのにある日、私の中で何か特別な感情がある事に気付く。
しかし、愛を知らずに育ってきた私が愛と知るのは、まだ先の話。
小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話
矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」
「あら、いいのかしら」
夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……?
微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。
※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。
※小説家になろうでも同内容で投稿しています。
※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる