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321 棒状の快感に悶え狂う美青年⑤
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四人の飛び出た吸盤状の口。
そこから、申し合わせたように、チューブ状に縦長に丸まった長い舌が現れたのである。
「何あれ?」
姉さんが気味悪そうにつぶやいた。
まさにその通りだった。
ストローのような形に丸まった舌は、先に穴が開いたようになっている。
何をするつもりかと見ていると、まず、翔の上半身の両脇に立ったふたりが上体を折り、胸に顔を近づけた。
そこだけラップを破られ、ふたつの穴が開いた翔の胸板。
穴からは赤ん坊の肌の色のような綺麗なピンク色をした乳首が突き立っている。
体中がラッピングされている中でその部分だけ解放されているせいか、翔の乳首は恥ずかしいほどの勃起状態だ。
茸の笠の形をした乳頭がぷっくりと膨らみ、汗でテラテラ光沢を放っている。
そこに、両側から、ふたりの老人のひょっとこ顔が近づいていく。
蛸の口吻のように飛び出たおちょぼ口を震える乳頭に接近させると、ふたり同時ににゅうっと舌を伸ばし、丸めてできた先端の穴でその肉の芽をすっぽりと包み込んだ。
じゅるじゅるじゅる…。
唾液をまぶし、吸い上げる音。
「アアア…」
突如、甘く喘ぐような声がして、見るとラップの下で翔がOの字形に口を開けていた。
飛び出るように見開かれた眼が、己の胸で起こっている事態を確かめるように下に動く。
ラップで潰された高い鼻が折れ曲がっている分、痛めつけられたようで翔はひどく淫猥に見える。
「見て。翔のチンポが」
姉さんが鋭く言って、僕の肩を自分の肩で押す。
「おお」
僕は目をしばたたかせた。
翔の股間で変化が起き始めていた。
精液にまみれ、力なく下腹の上に伸びていた浜辺のゴカイみたいな性器に、少しずつ力が戻り始めている。
むく。
むくり。
開かずの踏切の遮断機が上がる瞬間のように、硬くなり出した肉の竿が、徐々に角度を上げていく。
しかも、ただまっすぐに立ち上がるのではなく、水平にゆるゆる頭を動かしながらー。
「あいつ、乳首責めに弱いんだった。あんた並みにさ」
嘲るように吐き捨てながらも、姉さんは翔の股間から視線を逸らそうとしない。
男性器の勃起の瞬間というのは、改めて近くで見てみると、ゾクゾクするほどエロかった。
陰と陽に嬲られ、快感に震えながら、僕は恥じた。
翔の気持ちが痛いほどわかったからだ。
あんな口で両方の乳首を一度に吸われたら、きっと僕だって…。
そこから、申し合わせたように、チューブ状に縦長に丸まった長い舌が現れたのである。
「何あれ?」
姉さんが気味悪そうにつぶやいた。
まさにその通りだった。
ストローのような形に丸まった舌は、先に穴が開いたようになっている。
何をするつもりかと見ていると、まず、翔の上半身の両脇に立ったふたりが上体を折り、胸に顔を近づけた。
そこだけラップを破られ、ふたつの穴が開いた翔の胸板。
穴からは赤ん坊の肌の色のような綺麗なピンク色をした乳首が突き立っている。
体中がラッピングされている中でその部分だけ解放されているせいか、翔の乳首は恥ずかしいほどの勃起状態だ。
茸の笠の形をした乳頭がぷっくりと膨らみ、汗でテラテラ光沢を放っている。
そこに、両側から、ふたりの老人のひょっとこ顔が近づいていく。
蛸の口吻のように飛び出たおちょぼ口を震える乳頭に接近させると、ふたり同時ににゅうっと舌を伸ばし、丸めてできた先端の穴でその肉の芽をすっぽりと包み込んだ。
じゅるじゅるじゅる…。
唾液をまぶし、吸い上げる音。
「アアア…」
突如、甘く喘ぐような声がして、見るとラップの下で翔がOの字形に口を開けていた。
飛び出るように見開かれた眼が、己の胸で起こっている事態を確かめるように下に動く。
ラップで潰された高い鼻が折れ曲がっている分、痛めつけられたようで翔はひどく淫猥に見える。
「見て。翔のチンポが」
姉さんが鋭く言って、僕の肩を自分の肩で押す。
「おお」
僕は目をしばたたかせた。
翔の股間で変化が起き始めていた。
精液にまみれ、力なく下腹の上に伸びていた浜辺のゴカイみたいな性器に、少しずつ力が戻り始めている。
むく。
むくり。
開かずの踏切の遮断機が上がる瞬間のように、硬くなり出した肉の竿が、徐々に角度を上げていく。
しかも、ただまっすぐに立ち上がるのではなく、水平にゆるゆる頭を動かしながらー。
「あいつ、乳首責めに弱いんだった。あんた並みにさ」
嘲るように吐き捨てながらも、姉さんは翔の股間から視線を逸らそうとしない。
男性器の勃起の瞬間というのは、改めて近くで見てみると、ゾクゾクするほどエロかった。
陰と陽に嬲られ、快感に震えながら、僕は恥じた。
翔の気持ちが痛いほどわかったからだ。
あんな口で両方の乳首を一度に吸われたら、きっと僕だって…。
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