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310 共有される裸体⑭
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上から順番に、
舌。
乳首。
陰茎。
血液が集中し、弾力と硬さを増して躰の表面から突き出た部分すべてに、烈しい刺激が与えられている。
さらに言えば、肛門内の隆起もそうだ。
前立腺を内包した、膀胱側のかそけき膨らみにも、陰の亀頭がめり込んでいるのである。
だから、
-アアッ、イクウッ、イッチャウッ!-
そう切なく喘ぎながら裸身を大きく反り返らせた僕が激烈に悶絶したとしても、誰にも責められないに違いない。
が。
実際は、イクところまで、至らなかった。
あのお馴染みの”どくんどくん”が始まる前に、姉さんが戻ってきたのである。
「ラスだったわ」
仏頂面で姉さんが言う。
「でも、まあ、そのほうがいいか。他のチームのやり方を参考にできるし、さんざん凌辱されて昂るだけ昂った翔をなぶるほうが、面白いから」
「ですよね。僕も、そう思います」
僕の舌を口から吐き出し、素顔に戻って陽が答えた。
姉さんに見つかるのを避けるように、その隙に陰が僕の肛門から勃起ペニスを抜くのがわかった。
「舞台の仕掛けを存分に使うのなら、交代の時間を気にしなくて済むラスのほうがいい」
「仕掛けね。ふふ、確かにそれも楽しみだわ」
普通の会話を始めたふたりに、僕は猛烈な欲求不満を抱いてしまう。
ここまで勃起させられて、射精直前に放置されてしまった陰茎が、ただ空しい。
肛門の奥ではメスイキ寸前のGスポットが熱を帯び、紐水着の下では乳首がゴム製のおしゃぶりのように硬くなっているというのにー。
が、それも長くは続かなかった。
舞台のほうでざわめきが起こり、緞帳がしずしずと上がり始めたかと思うと、朗々と響く司会者の声が聞えて来たのである。
「さあ、皆さま、お待たせいたしました。では、翔さまの再入場です。どうぞ、拍手でお迎えください」
舌。
乳首。
陰茎。
血液が集中し、弾力と硬さを増して躰の表面から突き出た部分すべてに、烈しい刺激が与えられている。
さらに言えば、肛門内の隆起もそうだ。
前立腺を内包した、膀胱側のかそけき膨らみにも、陰の亀頭がめり込んでいるのである。
だから、
-アアッ、イクウッ、イッチャウッ!-
そう切なく喘ぎながら裸身を大きく反り返らせた僕が激烈に悶絶したとしても、誰にも責められないに違いない。
が。
実際は、イクところまで、至らなかった。
あのお馴染みの”どくんどくん”が始まる前に、姉さんが戻ってきたのである。
「ラスだったわ」
仏頂面で姉さんが言う。
「でも、まあ、そのほうがいいか。他のチームのやり方を参考にできるし、さんざん凌辱されて昂るだけ昂った翔をなぶるほうが、面白いから」
「ですよね。僕も、そう思います」
僕の舌を口から吐き出し、素顔に戻って陽が答えた。
姉さんに見つかるのを避けるように、その隙に陰が僕の肛門から勃起ペニスを抜くのがわかった。
「舞台の仕掛けを存分に使うのなら、交代の時間を気にしなくて済むラスのほうがいい」
「仕掛けね。ふふ、確かにそれも楽しみだわ」
普通の会話を始めたふたりに、僕は猛烈な欲求不満を抱いてしまう。
ここまで勃起させられて、射精直前に放置されてしまった陰茎が、ただ空しい。
肛門の奥ではメスイキ寸前のGスポットが熱を帯び、紐水着の下では乳首がゴム製のおしゃぶりのように硬くなっているというのにー。
が、それも長くは続かなかった。
舞台のほうでざわめきが起こり、緞帳がしずしずと上がり始めたかと思うと、朗々と響く司会者の声が聞えて来たのである。
「さあ、皆さま、お待たせいたしました。では、翔さまの再入場です。どうぞ、拍手でお迎えください」
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