淫美な虜囚

ヤミイ

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292 卑猥な生贄⑯

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 翔の躰を準備万端に…?

 紐水着に包まれた僕の男根がピクリと動いた。

 翔は僕の家ですでに何度か射精している。

 でも、そろそろ次の精子が溜まっていてもおかしくない頃だ。

 僕は猛り立つ男根に翔の内部の感触を思い出す。

 僕と翔は、常識では考えられないような痴態を演じてきたのだ。

 例えばお互い足を絡ませ合って、ペニスを挿入し合い…。

「何を考えてるの?」

 紐水着の脇から僕のソーセージを引きずり出し、包皮を剥きながら、姉さんが言った。

 翔のほうを向いたまま、慣れた手つきで僕のヌルヌル亀頭を愛撫し始めたからたまらない。

 亀頭の裏側を親指の腹で擦り上げられ、思わず「アンッ」と翔みたいに喘いでしまった。

 その間にも、舞台の翔は四人の年配の男たちから更なる凌辱を受けている。

 中でも積極的なのが、最高齢の会長だ。

 横にずらしたレオタードのTバック部分。

 その下から現れた、卑猥な穴。

 チュプッ。

 開かせた翔の肛門に右の長い人差し指を差し込んだかと思うと、第一関節で指を折り曲げ、括約筋の内側をグルグルなぞり始めたのだ。

 -アアッー

 お尻をブルブルさせ、か細い声で鳴く翔。

 その赤く濡れ光る肛門の周囲では、老人の指の動きに合わせて括約筋が畝のように膨らみ、円周を移動する。

 クチュ。

 ほどなく漏れ出したのは、透明なローションだ。

 ここでもおそらく媚薬入りのローションが使われているのだろう。

 会長はそれを翔の直腸の奥まで塗り込むつもりなのだ。

 クチュクチュクチュ…。

 躰の中をかき回される翔。

 筒状の器官の内部を、骨張った指が隈なく愛撫して回転する。

 チュポチュポチュポッ。

 そのうちピストン運動が始まると、

 -ハアアッ! ハアアッ!-

 翔が上半身をプール型ベッドの底につけ、腰をしならせて丸いお尻だけを高々と持ち上げた。

「翔ったら、物凄く勃起してるわ」

 横からその様子を眺めて姉さんが言う。

 まさしくその通りで、翔のレオタードの前部分は、今や巨大なバナナを辛うじて包む薄い布でしかない。

 バナナは上向きに湾曲し、ハート形の亀頭の先を自身のへその穴に突き立てている。

「乳首の勃ち方も半端ないわね」

 なるほど、翔はプール型ベッドの底に、レオタードを押し上げる尖った乳首を自分でグリグリこすりつけている。

「早く触りたいんだろ」

 姉さんにペニスを弄られながら、嫉妬を交えた口調で僕は言った。

「俺の躰じゃなくって、翔の躰をさ」



 

 
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