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268 禁断の秘密パーティ⑬
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司会者の男の言葉に、そういえば、と今更ながらに思う。
考えてみると、翔の様子も不自然だ。
僕と姉さんを目にしても、特に驚いた様子もない。
僕らが後をつけてきたことなど知らないはずなのに、さも当然といった感じで姉さんの愛撫を受け入れていた。
翔は初めからそのつもりだったのではないか。
ふとそんな疑念が頭の隅を掠めて過ぎた。
翔にとり、僕らの参加も最初から計画のうちに入っていたのではないだろうか。
けれど、それは、いったい何を目的にした計画なのだろう?
が、僕がそんな思案に耽っていられたのも、ほんの数秒のことだった。
舞台で展開される次の光景が、すぐに僕の視線を釘づけにしてしまったのだ。
黒子たちに抱えられ、起き上がった翔は、姉さんに命じられた通り、四つん這いの姿勢になっている。
舞台の上のベッドに両手と両膝をつき、観衆に裸体を晒しているのだ。
それは、まったくもって、猥褻極まりない光景であるといえた。
翔は完全なヌードではなく、下半身に女性用のパンティを穿かせられている。
レース生地で、中がスケスケの、フリルのついたピンク色の極小パンティである。
そしてー。
そのパンティは下腹部の下で左に寄せられ、その隙間からゴツゴツした肌色の肉棒が飛び出ているのだ。
30センチにもおよぶ見るからに固そうなその生殖器官は、途中から下腹に向けて反り返り、今にも亀頭の先を臍の窪みに突っ込みそうに見える。
更にその胸には金色に光る一対のリングがはめ込まれ、勃起し切った乳首を千切れんばかりに絞り上げている。
「ざまあないわね、このお金持ちのボンボンが」
姉さんが翔のお尻に手をかける。
パンティを脱がすつもりかと思ったが、そうではなかった。
臀部を覆った布を細く紐状によじると、Tバックのように尻肉の間に挟み込み、ぐっと斜め上に引っ張ったのだ。
-クウッー
仔犬のように顔を上げて、翔がうめいた。
「もっとケツを上げやがれ!」
左手で尻っぺたにビンタを食らわせ、右手で乱暴にパンティを引っ張り上げる姉さん。
「いいですね、いいですね」
司会者が拍手しながら、おそろしく古いギャグを口にした。
「ついでに”ちんちん”させて、三回まわってワン! と言わせたらどうですか?」
考えてみると、翔の様子も不自然だ。
僕と姉さんを目にしても、特に驚いた様子もない。
僕らが後をつけてきたことなど知らないはずなのに、さも当然といった感じで姉さんの愛撫を受け入れていた。
翔は初めからそのつもりだったのではないか。
ふとそんな疑念が頭の隅を掠めて過ぎた。
翔にとり、僕らの参加も最初から計画のうちに入っていたのではないだろうか。
けれど、それは、いったい何を目的にした計画なのだろう?
が、僕がそんな思案に耽っていられたのも、ほんの数秒のことだった。
舞台で展開される次の光景が、すぐに僕の視線を釘づけにしてしまったのだ。
黒子たちに抱えられ、起き上がった翔は、姉さんに命じられた通り、四つん這いの姿勢になっている。
舞台の上のベッドに両手と両膝をつき、観衆に裸体を晒しているのだ。
それは、まったくもって、猥褻極まりない光景であるといえた。
翔は完全なヌードではなく、下半身に女性用のパンティを穿かせられている。
レース生地で、中がスケスケの、フリルのついたピンク色の極小パンティである。
そしてー。
そのパンティは下腹部の下で左に寄せられ、その隙間からゴツゴツした肌色の肉棒が飛び出ているのだ。
30センチにもおよぶ見るからに固そうなその生殖器官は、途中から下腹に向けて反り返り、今にも亀頭の先を臍の窪みに突っ込みそうに見える。
更にその胸には金色に光る一対のリングがはめ込まれ、勃起し切った乳首を千切れんばかりに絞り上げている。
「ざまあないわね、このお金持ちのボンボンが」
姉さんが翔のお尻に手をかける。
パンティを脱がすつもりかと思ったが、そうではなかった。
臀部を覆った布を細く紐状によじると、Tバックのように尻肉の間に挟み込み、ぐっと斜め上に引っ張ったのだ。
-クウッー
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「いいですね、いいですね」
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