淫美な虜囚

ヤミイ

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262 禁断の秘密パーティ⑦

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 次に黒子たちが手にしたのは、毛筆の筆だった。

 忍者が着るような黒い作務衣のポケットから、何かのチューブとともにそれぞれが筆を引っ張り出したのである。

 翔の乳首は、ニップルリングのボルトで対角線上に四か所を締めつけられ、金属の輪から縊れた乳頭が飛び出している。

 前歯で噛んでチューブのキャップを外すと、ふたりの黒子はめいめい絞り出した軟膏を筆の先端に塗りつけた。

 そうしてジェル状の液体をまぶした筆を翔の胸板に近づけると、

 ぞろり。

 息を合わせるようにして、リングで搾り上げられ、膨れ上がった乳頭にその液体を塗り始めたのだ。

「アウッ」

 その瞬間、翔が喉の奥で小さく叫び、顔を上げた。

 信じられないといったふうに見開いた瞳の中で、不安定に光が揺れる。

 てろてろてろ・・・。

 ふたりの黒子の筆が、リングから飛び出た翔の乳頭の、少し窪んだ頂から首の下の縊れにかけてをそろりそろりと周回する。

 頭の部分に軟膏をまぶされ、たちまちテカリ出すふたつの突起。

「アアッ、ダメッ!」

 後ろ手に両方の腕をベッドについたまま、翔が嫌々をするように身悶えた。

 高まる心拍を感じながら、僕は更に目を凝らす。

 金色のリングに締めつけられたふたつの突起。

 綺麗なピンク色をしたその一対の肉の芽が、むくむくと膨張していく。

 それに合わせるようにして、翔の裸体には各所で変化が起こり始めていた。

 嵐の海のように次第に烈しく波打ち始めた下腹。

 そしてその下では、無毛の局部の中心でゆっくりとアレが動き出しー。

「あの軟膏も、きっと媚薬入りなんだわ」

 翔の反応を観察しながら、姉さんがつぶやいた。

 その手はいつの間にか僕のスキニーパンツの前に当てられ、もっこり膨らんだ部分に被せられている。

「その証拠に、ほら、あいつのあのいやらしい男根を見て」

 清楚な外見の姉さんの口から、卑猥な言葉が飛び出した。

「動いてる・・・」

 眼前で繰り広げられる翔の肉体の淫靡な変化に、僕は思わずうめいていた。

「まるで、獲物を探す蛇みたいに・・・」

 ーアンッ! ダメエッ!ー

 その耳に、ふと翔の甘ったるい喘ぎ声が届いてきて、次の瞬間、僕は姉さんの手のひらの中で自前のアレをガチガチに勃起させてしまっていた・・・。
 
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