淫美な虜囚

ヤミイ

文字の大きさ
上 下
243 / 659

242 更なる結合④

しおりを挟む
「さあ、入れて上げて」

「うん」

 姉さんの指示で、僕は動いた。

 ソファの上でお尻を滑らせ、股間を前方に突き出したのだ。

 オナホで束ねられた二本の勃起ペニスが押されて垂直にそそり立つ。

 オナホの中で裏側がこれ以上ないくらい密着し合って、うっとりするほど気持ちいい。

 とにかく、今日まだ一度も射精していない翔のペニスは、それくらい熱くて硬いのである。

「や、やめろ・・・」

 剥き出しの肛門をこちらに向けて、翔が弱々しく首を振る。

 後ろから姉さんに両の太腿を抱え上げられているせいで、肛門は横に伸び、楕円形に開いている。

 中に見えるのは、サーモンピンクにぬめる直腸壁だ。

 翔は陰毛を完全脱毛しているため、恥ずかしい個所を隠すモノが何もないのだ。

 先の膨らんだ双頭バイブの一端が、獲物を狙う蛇のように翔の”穴”に近づいていく。

「や、やめるんだ・・・」

 己の股間に起ころうとしている悲劇から、無理やり顏を背ける翔。

 その美しい顎のラインがぴくぴく痙攣しているように見えるのは、僕の気のせいか。

「行きますわよ」

 姉さんが淫靡に囁き、翔を前に出す。

 ちゅぷ。

 粘液音が響き、人工の亀の頭の鼻づらが1センチほど、翔の生穴に呑み込まれた。

「くあ・・・」

 のけ反る翔。

 ナマ白い頸で上下する喉仏。

「ああ・・・」

 ずぶ。

 ずぶずぶずぶ。

 肛門が開く。

 バイブに押し広げられ、括約筋が襞のように蠢いた。

「く…くう・・・」

 バイブが体内にめり込むたびに、翔の声がかすれていく。

「ひ、ひい・・・」

 やがてそれは喉笛が鳴る木枯らしのような音に変わり、翔の下半身がぶるぶる震え始めた。

「今よ、巧。合体して」

 更に翔を前に押し出し、姉さんが命令する。

「ああ」

 ひとつうなずき、僕はズンと腰を翔のほうへ突き出してやる。

 ぐちゅ。

 粘り気のある音。

 き、気持ち、いい。

 痺れるような、この疼き・・・。

 双頭バイブには、どうやらあのローションがたっぷり塗りつけてあるらしい。

 くちゅくちゅずぼっ。

 亀頭部分が翔の体内に消えた。

 すっかり呑み込んだバイブの茎を、翔の肛門の筋肉がキュッと締めつける。

 思わず叫びそうになるほど、強い拘束だ。

 ずん。

 お返しに、強めに腰で突いてやる。

「はうっ」

 翔が跳ねた。

「あああああっ」

 太腿に腱が浮き上がり、平らな腹がひくひく波打った。

「どういうことかしら?」

 翔の下半身を二か所で連結された僕の前に下ろしながら、姉さんが首を傾げた。

「翔さまって、タチ専門だと思ってたけど、どうもそうじゃないみたい。だって」

 その目が凝視するのは双頭バイブを咥え込んだ翔の肛門だ。

「あの太いバイブがこんなに簡単に入っちゃうだなんて、普段から”やられ慣れてる”としか思えないもの」

「そうだね」

 優越感と快感で陶然となりながら、僕も大きくうなずいた。

「翔の肛門って、チンポ入れる時、なぜかほとんど抵抗がなかったよ」
 
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

校長室のソファの染みを知っていますか?

フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。 しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。 座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る

受け付けの全裸お兄さんが店主に客の前で公開プレイされる大人の玩具専門店

ミクリ21 (新)
BL
大人の玩具専門店【ラブシモン】を営む執事服の店主レイザーと、受け付けの全裸お兄さんシモンが毎日公開プレイしている話。

【R-18】♡喘ぎ詰め合わせ♥あほえろ短編集

夜井
BL
完結済みの短編エロのみを公開していきます。 現在公開中の作品(随時更新) 『異世界転生したら、激太触手に犯されて即堕ちしちゃった話♥』 異種姦・産卵・大量中出し・即堕ち・二輪挿し・フェラ/イラマ・ごっくん・乳首責め・結腸責め・尿道責め・トコロテン・小スカ

生贄にされた先は、エロエロ神世界

雑煮
恋愛
村の習慣で50年に一度の生贄にされた少女。だが、少女を待っていたのはしではなくどエロい使命だった。

【R-18】クリしつけ

蛙鳴蝉噪
恋愛
男尊女卑な社会で女の子がクリトリスを使って淫らに教育されていく日常の一コマ。クリ責め。クリリード。なんでもありでアブノーマルな内容なので、精神ともに18歳以上でなんでも許せる方のみどうぞ。

お嬢様、お仕置の時間です。

moa
恋愛
私は御門 凛(みかど りん)、御門財閥の長女として産まれた。 両親は跡継ぎの息子が欲しかったようで女として産まれた私のことをよく思っていなかった。 私の世話は執事とメイド達がしてくれていた。 私が2歳になったとき、弟の御門 新(みかど あらた)が産まれた。 両親は念願の息子が産まれたことで私を執事とメイド達に渡し、新を連れて家を出ていってしまった。 新しい屋敷を建ててそこで暮らしているそうだが、必要な費用を送ってくれている以外は何も教えてくれてくれなかった。 私が小さい頃から執事としてずっと一緒にいる氷川 海(ひかわ かい)が身の回りの世話や勉強など色々してくれていた。 海は普段は優しくなんでもこなしてしまう完璧な執事。 しかし厳しいときは厳しくて怒らせるとすごく怖い。 海は執事としてずっと一緒にいると思っていたのにある日、私の中で何か特別な感情がある事に気付く。 しかし、愛を知らずに育ってきた私が愛と知るのは、まだ先の話。

小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話

矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」 「あら、いいのかしら」 夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……? 微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。 ※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。 ※小説家になろうでも同内容で投稿しています。 ※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。

調教専門学校の奴隷…

ノノ
恋愛
調教師を育てるこの学校で、教材の奴隷として売られ、調教師訓練生徒に調教されていくお話

処理中です...