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239 更なる結合①
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「佐代子さん・・・あなたは・・・何を?」
信じられないといったふうに、翔が目を見開いた。
愉悦がさざ波のように走るその顔に今浮かぶのは、不審の表情だ。
「何を考えているのか、ですかあ? ふふ、それはこれからのお楽しみ」
姉さんが衣装箪笥の一番下の引き出しからしずしずと取り出したのは、見るからに異様な物体だった。
肉色をした一本の大きなバナナ。
精巧に男根を模したと思われるその形状からして、明らかにティルドの一種だろう。
さっきまで僕の肛門をいじめていた、あの極太人工ペニスの仲間である。
けれど、決定的に異なる点がひとつあった。
太くて長い筒の両端が、亀頭になっているのである。
「双頭バイブ・・・?」
思わず僕はつぶやいた。
「そうよ。本来はレズビアンの女の子たちが使うものなんだけど、男にも応用できるんじゃないかと思って」
右手に持ったバイブに頬ずりしながら、目を輝かせて姉さんが言う。
「これも一度やってみたかったの。前に漫画同人誌で見たのだけど、本当に可能かどうか、ずっと気になってて」
「やめてくれ・・・」
翔が視線を逸らし、苦渋の声を絞り出す。
「この体勢で、そんなものまで挿入させられたら・・・」
その時になって、僕は気づいた。
密着した翔の下半身から、震えが伝わってくる。
快感への期待に震えているというよりは、その横顔からして、何か恐怖を感じているように見えるのだ。
翔のやつ、何を怖れているのだろう?
「勃起おチンポをオナホで繋がれたまま、双頭バイブで更にアナルまで繋がれてしまったら? うふふ、翔さま、あなたはいったい、どうなってしまうのでしょうね?」
悪魔的な笑みを浮かべ、言いつのる姉さん。
カチッとスイッチを入れる音が聴こえたかと思うと、
姉さんの右頬に密着した双頭バイブが、悶え狂う大蛇のようにふたつの鎌首を振り始めた。
信じられないといったふうに、翔が目を見開いた。
愉悦がさざ波のように走るその顔に今浮かぶのは、不審の表情だ。
「何を考えているのか、ですかあ? ふふ、それはこれからのお楽しみ」
姉さんが衣装箪笥の一番下の引き出しからしずしずと取り出したのは、見るからに異様な物体だった。
肉色をした一本の大きなバナナ。
精巧に男根を模したと思われるその形状からして、明らかにティルドの一種だろう。
さっきまで僕の肛門をいじめていた、あの極太人工ペニスの仲間である。
けれど、決定的に異なる点がひとつあった。
太くて長い筒の両端が、亀頭になっているのである。
「双頭バイブ・・・?」
思わず僕はつぶやいた。
「そうよ。本来はレズビアンの女の子たちが使うものなんだけど、男にも応用できるんじゃないかと思って」
右手に持ったバイブに頬ずりしながら、目を輝かせて姉さんが言う。
「これも一度やってみたかったの。前に漫画同人誌で見たのだけど、本当に可能かどうか、ずっと気になってて」
「やめてくれ・・・」
翔が視線を逸らし、苦渋の声を絞り出す。
「この体勢で、そんなものまで挿入させられたら・・・」
その時になって、僕は気づいた。
密着した翔の下半身から、震えが伝わってくる。
快感への期待に震えているというよりは、その横顔からして、何か恐怖を感じているように見えるのだ。
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