淫美な虜囚

ヤミイ

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228 肛門人形②

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 ちゅぷっ。
 
 翔の舌が鳴った。

 骨盤の上あたりを持って僕を抱え上げた翔は、勃起した僕の陰茎を口に含んでいる。

 唇で包皮をずるりと剥くと、温かく柔らかい唇の内側で僕の亀頭をすっぽりと包み込んだのだ。

 唇をすぼめたり膨らませたりしながら、翔は僕の亀頭の周囲を愛撫する。

 そうしながら、縦横無尽に動く舌で亀頭の裏を舐め回す。

「アアッ・・・」

 一番敏感な歌筋を舐め上げられ、僕は抱え上げられたまま硬直する。

 僕の股間はちょうど翔の顏の高さにあり、僕は弓なりに背中を反らして頭を仰のけている。

 そう。

 陰部が最も前に突き出るように。

 コンマ1ミリでも多く、性器が翔と触れ合えるように・・・。

「あたしもちょっといたずらしちゃっていいかしら」

 背後に回って佐代子姉さんが言う。

 僕の亀頭を口に含んだまま、翔がうなずいた。

「ありがとうございます」

 その言葉とともに、肛門に刺さったままの極太ティルドに新たな動きが加わった。

 電源が入ったままだから、ティルドは生き物のように首を振り立て、僕の中でのたうちまわっている。

 その状態のティルドを、姉さんが前後に動かし始めたのだ。

 つまり、人工ペニスに性交時のようなピストン運動を加えてきたというわけである。

 しかも、拳銃のグリップでも握るように、僕の睾丸をぎゅっと握りしめて。

「はうあ!」

 首の後ろで両手を縛られた僕は、全裸の躰をくねらすしかない。

 吸引器のおかげでゴム状に伸びて垂れ下がっていた乳首が、ムクムクと起き上がる。

 チュパチュパチュパチュパ・・・。

 前から翔が吸う。

 クチュクチュクチュ・・・。

 後ろから姉さんが突く。

「アアアアンッ! ダ、ダメエッ!」

 鏡に映る全裸の少年が、恥ずかしいほど黄色い声を上げて大きくのけぞり、烈しくのたうった。 

「精巣に、また精液が溜まり始めてますわ」

 少年の陰部から下がる丸い袋を揉みながら、愉しそうな口調で、ボンテージ衣装の美女がそう言った。




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