淫美な虜囚

ヤミイ

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225 喘ぐ人肉キャンドル⑪

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「ハアハアハアハア・・・」

  僕は喘ぐ。  

「アウアウアウアウアウアウアウ・・・」

 股間からそびえ、うねりたくる肉の棒。

 その中心部には根元まで人工物がめり込んでいてかなりの重さであるはずなのに、節くれ立った筋肉の棒は狂ったキングコブラのように亀頭を振り立てる。

「アアアアアアアア!」

 僕は極太ティルドを咥えた尻を、不自由な姿勢ながら、何かをおねだりするようにグラインドさせている。

 直腸にみっしりつまったシリコンのペニスは、突起で僕のGスポットを蹂躙しながら、肛門を引き裂かんばかりの勢いで烈しく暴れ狂っている。

 躰を上下させるたびに乳首に吸着した乳首吸引器が揺れ動き、僕の勃起乳首を否応なしに引っ張った。

 今や僕は、本能のまま生きる等身大の快楽物質と化していた。

 躰の中心に生まれた快楽の超新星から快感のスパークが放射状に発射され、全身の神経という神経を痺れさせている。

 ぐいんぐいんと自ら動く勃起陰茎は、少し前から脈動を始めていた。

 あまりの快感に、前立腺に繋がる射精中枢が、ついに音を上げたのである。

 スティックごと、どくんどくんと尿道が伸縮し、無理やり精液を押し出そうと蠢動する。

 ぎゅうぎゅうに詰まったスティックの本体と尿道壁の間のミクロのすき間を、粒子の大きい精子の大群が尻尾を振り立て、死に物狂いですり抜けて行くー。

 そんな光景が、目に見えるようだった。

「ああ、だめ! もう、いっちゃうぅ!」

 少女のように僕は鳴いた。

 指先がピンと硬直する。

「で、でりゅ。でちゃううう!」

 続けざまに、脳裏に愉悦の白熱球が生まれた。

「アアアアアア!」

 叫びながら、僕は横目で鏡を見た。

「見てくださいな。まさにキャンドルですわ」

 狂おしく腰を振り立てる全裸少年の股間を指差し、姉さんが言っている。

 反り返り、弓のように湾曲した少年の勃起陰茎ー。

 その先から、あたかも溶けた蝋のごとく、ドロドロと白いミルク状の液体が湧き出ているのだ。

  なるほど、だから、キャンドルの刑なのかー。

「輪ゴムと尿道ステックでも、止められませんでしたか」

 横にずらしたTフロントショーツからはみ出たスマートな勃起ペニスをゆっくり撫でながら、翔が言った。

 翔のペニスも亀頭の先が透明汁でテカっている。

 目も眩むほどセクシーなそのペニスをうっとり眺めながら、かすむ意識の隅で僕は思った。

 ああ、翔ー。

 キミ自身も、あとひとしごきで射精するところまで、きているんだねー。
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